![]() ![]() 8月10日(日)の日中、エイズ文化フォーラムに行ってきました。 今年は出展ブースが少ないようで、展示コーナーは少々静かな様子でしたが、 分科会は活発な意見交換がなされていました。 私がこの日の午前中に参加したのが 「AIDS・人権教育の素地づくり③」 「佐野洋子『100万回生きたねこ』から『Living Together』へ。当事者性という切り口から取り上げます。」でした。 ![]() 絵本を使った分科会ということで、子ども向けのテーマを期待して参加をしたところ、大人向けの内容であったので当初の見込みとは異なる内容でしたが、大人の目で絵本をどう振り返り、それをどう日常の活動に活かすのかということについて新たな視点をもらうことができました。 「おばあさんの猫であったとき、猫はそれなりに気ままに過ごせたはずなのに、『おばあさんなんか大嫌いでした』と言って猫は幸せでなかった。おばあさんの膝の上で過ごすこと。たしかにそれは物理的に強いられたことではなかったけれども、精神的な自由はない、飼い殺しだったのではないか。」 「『サーカスなんか大嫌いでした』といっていたのにも関わらず、白猫の気を引くために『俺は100万回も生きているけど、お前はまだ1回も生き終えていないんだろ。俺はサーカスにだっていたんだぜ』と嫌いだったサーカスのことさえネタにする猫。自由気ままな野良猫になったはずの猫はそれでも、飼い猫だった頃の過去の自分を引きずって生きていた。」 「自分と相手は違うという考えへの囚われ。『共生』とは『異種共生』が基本であり、自分と相手が同じではないということが前提になっている。『Living Together』には『異種』という前提がない」 こういったスピーカーからの問いかけに対して、改めて大人になってから、子どもの絵本を読み返すことでみえてくることがあるのだということを実感させられました。 by wishizaka | 2010-08-10 11:12 | Trackback
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