7月16日~17日に東日本大震災の原発被災についての視察と研修に行ってきました。
(全国若手市議会議員の会災害対策研究部会、全国若手市議会議員の会東北 ブロック合同の研修会)
↑ 途中で除染をしているところ(将来的に期間が予定されている地域)もバスの車窓からみましたが、帰宅困難地域内は除染の手を付けていないとのことでした。
↑ 福島県富岡町の視察では町役場の職員のガイドで、念のために途中で放射線に対する防護服も来ての視察。
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屋外の視察は、帰宅困難地域(許可を得ない限り通常は立ち入り禁止の区域)では、最大で毎時5マイクロシーベルト。
帰還のめどが立たないまま空き家となった家には、雨漏りや、つる草の繁茂がすすんでいました。写真で見せてもらった資料では、家屋の中にはイノシシや野生化した豚、蛇やネズミなどが入り込み、雨漏りをしたところにキノコが生えているところもあるそうです。
↑屋内の視察は元からの町役場と役場内の災対本部跡等と、緊急的に移転した区有施設に一時移設されたされた災対本部跡を視察。
一時移設された災害対策本部も全町避難が決まり、役場全体も町外避難となったそうです。
(ホワイトボードには当時の板書がそのまま残されています)
↑ 一時移設された災害対策本部が置かれた施設内の、雨漏りのあった視聴覚室の空間放射線量が高くなっております。今回の視察でも最大で毎時13マイクロシーベルトでした。(写真の線量計はみえにくい写真ですが、毎時10マイクロシーベルトを超えています。)
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研修は福島市内で行い、東日本大震災の被害の特徴、被災当時の状況、近隣自治体(秋田県の自治体)の行った対応、災害時要援護者(障碍者・高齢者・乳幼児・外国人等)等について取り上げられました。
なお、研修を行った福島駅付近の会場の周辺の空間放射線量は毎時0.1マイクロシーベルト超でした。
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