カテゴリ:国政や自治体全般の動きなど( 14 )

旧沼袋小学校に、民設民営の学童クラブが開設されます

平和の森小学校は新校舎建設時に校内にキッズプラザや学童クラブが開設されることとなっていますが、新校舎建設は国の都合で遅れています。

 そのため現在、平和の森小学校の学区のお子さんの学童保育は、野方児童館内の平和の森学童クラブで対応をしています。この学童クラブは定員70名となっていますが、毎年10人以上の待機児童が生じていました。

 区議会厚生委員会ではこれまでも、学童クラブの待機児童に対応するために別途児童館に専任職員を配置して、学童クラブの待機児童を受け入れ、児童の安全、安心の見守りを行う仕組みについてなどの審査を行ってきました。
(厚生委員会の委員は、伊東委員、佐野委員、小林ひであき委員、木村委員、浦野委員、小杉委員、山本委員、そして私石坂の8名で構成されています)

 そして、一昨日11月16日の中野区議会厚生委員会にて、旧沼袋小学校への民設民営の学童クラブを開設する判断に至ったことが、行政サイドから報告されました。

 平和の森小学校の新校舎建設が国の都合でいつになるのか目処がつかない中、とりあえず3年という期間を区切っての旧校舎内での学童保育開設となりますが、定員40名の学童保育が可能となります。このことで、この地域の学童保育の待機児童が減ることが期待されます。

 なお、開設は平成28年4月1日。応募は区役所の窓口ではなく施設に申し込むこととなりますが、募集については12月1日に出る、区の学童クラブ利用者募集要項を参照ください(そちらに手続等が掲載されます)。
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by wishizaka | 2015-11-18 20:53 | 国政や自治体全般の動きなど | Trackback

渋谷区と世田谷区の同性パートナーシップ証明書発行に寄せて

 11月5日、渋谷区と世田谷区で同性パートナーシップ証明の発行が始まりました。両区で、私の友人がパートナー登録をして証明書が発行されました。無事、パートナーシップ登録をされた皆様、おめでとうございます。
 また、ご尽力をされた両区の保坂世田谷区長・長谷部渋谷区長・桑原前渋谷区長・両区の関係職員の皆様、上川世田谷区議・岡田渋谷区議・両区の区議の皆様に敬意を表します。
 海外各国の同性婚や欧州等の婚姻に準じたパートナー制度と比べると、日本の自治体でできることは限られ、相続・代理権・養育権等々の点で遠く及ばないものではあります。
 しかし、各自治体や行政区なりに、LGBTに関する人権保障や共同参画、そして同性パートナーの生活保障をめぐる(包括的なパートナーシップ証明か個別施策での取り組みかを問わずに)取り組みがどこまでできるのかの模索が進んでいます。
 中野も地方自治の本旨(住民自らが地域のことを決定する『住民自治』と、国から独立した地域社会自らの機関によって行われる『団体自治』)に基づき、中野なりの形でパートナーに対する住民生活の形を、住民・議会・行政(区長部局や教育委員会)で進めていければと思います。
 先日のLGBTに関するシンポジウムでは、区内当事者団体や一般区民や民生委員といった住民サイド、管理職やその他の職員、公明・共産・無所属(私)の議員の参加がありました。今後の合意形成が進むきっかけになりそうな感じがしています。

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by wishizaka | 2015-11-07 19:55 | 国政や自治体全般の動きなど | Trackback

中野区共催のLGBT関係のイベントがあります。

すべての人々が暮らしやすい中野区をめざして
「中野LGBTネットワークにじいろ」及び中野区共催シンポジウム(参加無料、予約不要)
10月29日(木)午後7時~午後9時
中野区産業振興センター(中野区中野二丁目13番14号) 3階大会議室

▶基調講演  
 永野靖(弁護士・中野区在住)
▶パネルディスカッション
 田中大輔(中野区長)
 田辺裕子(中野区教育委員会教育長)
 山田正興(山田医院院長)
 永野靖(前掲)
 大江千束 ( LOUD代表/中野LGBTネットワークにじいろ共同代表)
[司会]山縣真矢(NPO法人東京レインボープライド代表理事/中野LGBTネットワークにじいろ共同代表)

▲主催 中野にじねっと
 共催  中野区

予約不要・参加費無料・定員100名

詳細 http://www.city.tokyo-nakano.lg.jp/dept/101500/d021614.html
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by wishizaka | 2015-10-26 12:50 | 国政や自治体全般の動きなど | Trackback

新しい「東京都人権施策推進指針(27年8月版)」(2015.8.25)が発表されました。

 8月25日に、新しい東京都人権施策推進指針(27年8月版)がでました。
( http://www.metro.tokyo.jp/INET/KEIKAKU/2015/08/DATA/70p8p101.pdf )
 様々な社会的なマイノリティ・人権上の要配慮者についての現状把握や、今後の取り組むべき方向性について概ね進展していることは評価したいと思います。ただ、まだ不十分な部分も残されていることも感じました。

 この指針で、高齢者については「年齢等を理由に一律に就職や社会参加、賃貸住宅への入居の機会を奪われた」「若い世代と共に地域社会の様々な活動に参加できるよう、社会環境づくりを進めていくことが重要」と問題をとらえていることは市区町村でも重要なことだと感じています。今後、高齢者が収入を得るためだけでなく、人権・生きがいとして働き続ける環境づくりや若者との協働をどう進めていくのかが求められます。

 障碍児・者については「障害のある人もない人も、共に自立した生活を送ることができるようお互いに理解し合い、支え合う」、「学校教育においては、発達障害の子供への支援体制の整備や、障害が軽い生徒の職
業教育の充実、障害の重度・重複化や多様化等に対応した教育環境の整備など、特別な支援を必要とする子供の自立と社会参加に向けて、特別支援教育の充実を図ります。」と記載。『自立』とは何を目指して、どう進めていくのか。
 勿論個々に応じて、自立の目指す到達点は異なるわけですが、曖昧なままにしておかれることで、結局掛け声だけで終わってしまったということがないようにすることが必要です。

 性同一性障害は「学齢期にいじめに遭い、不登校になったり、性同一性障害であることを家族や友人に言えずに悩み、自殺まで考える人がいるという調査結果もあります」と明記。性同一性障害を含むトランスジェンダーなどの性的マイノリティの自己肯定感の向上や、イジメ・嘲笑の防止・教員が持つ偏見の解消が進めばと思います。 #LGBT

 同性愛者や両性愛者などの性的指向も「性的指向の異なる人達への…偏見や差別の解消を目指した啓発…、相談に応じていきます。」と明記されました。
 しかし、一方で「我が国では憲法で『婚姻は、両性の合意のみに基づいて成立』と規定…」と記載されています。これは同性婚実現には憲法改正が必要であると暗に示唆する様な内容とも読めます。
 「憲法で『婚姻は、両性の合意のみに基づいて成立』と規定…」と書くだけではなく、そうであるが故に事実婚や、婚姻に準じた「シビルユニオン」や「PACS」のような制度での同性カップルの法的保障、あるいは同性カップルが抱える個別具体的な問題の解消への取組の必要性に触れる内容だとよかったと感じています。
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by wishizaka | 2015-08-27 01:33 | 国政や自治体全般の動きなど | Trackback

渋谷区の「男女平等及び多様性を尊重する社会を推進する条例」について

 渋谷区で「男女平等及び多様性を尊重する社会を推進する条例」(同性パートナーシップ証明書等を含む内容)が可決されました。

 渋谷区という場所で初めての大規模なLGBTのイベントである「東京レズビアン・ゲイ・パレード」を主催された方々がいました。(私は1994年に開催された第1回目のパレード《この時は新宿区内で開催》と、1996年に開催された第3回目のパレード《この時は渋谷区内で開催》を歩きました。)

 そして、LGBTの当事者として初めて桑原区長と面会をしてパレードへの支援を求めた「東京プライド」の方々がいました。

 そして、何年も前から今回の条例に繋がるきっかけとなる議会質問を行い、その後も時に表で時に水面下で話を進めるべく頑張ってきたアライアンスな渋谷区の区議会議員の方々がいました。

 そして、今回渋谷区に働きかけを行った、東京レインボーウィークや東京レインボープライドや、NPO法人グッドエイジングエールズ等で活躍をされている方々がいます。

 高校3年生で初めてパレードを歩いた時から、世代や団体が移り変わる中で、様々な評価や批判がなされたり、対立や分裂、再統合がなされる様子をすぐ近くで見てきました。この激流の中で表舞台から立ち退かざるを得なくなった方、自殺をされた方、苦しい思いをされた方々がいました。
 
 渋谷でパッと条例案が出て、パッと可決されたように見られる方もいますが、20年間にわたって何かが脈々と流れ続けた結果がここに至ったのではないかと感じています。

 断続的ながら20年近く行われてきた渋谷でのパレードに私もほぼ毎回参加をする中で、最初は怪訝そうな顔をしていた沿道の人たちが、そのうちに物珍しそうな表情に変わり、やがてはごくありふれた一つのハレの舞台を見るような表情に変わっていくそんなことも20年間肌で感じてきました。

 旧いものを継承する、旧いものを否定して生み出す、旧いものを乗り越える結果をだす。こうしたことの繰り返しで物事は進んでいきます。過去に起こった様々な出来事やそれにかかわったすべての方(代表者も、実行委員も、ボランティアも、参加者も)に対して手放しで評価ができるわけではないけれど、でも今の私はそのすべての方々に「ありがとう」といいたいと思います。

 今回の渋谷区の条例は規則制定がこれからということもありまだ完ぺきな物ではありませんし、条例内容として過不足がないわけではないと思います。しかしまずは大きな一歩として、あとはそれぞれのLGBT当事者が自分たちが住むまちでそれぞれどんなことをしていきたいのかを考えていくべきなんだろうなと思います。

 それがパートナーシップ制度なのか、人権擁護なのか、困りごと相談なのか、シングルライフの支援なのか、LGBTのヘルスケアなのか、地域の実情に合ったしくみづくりや、それに向けたアクションが求めらるのかと思います。

 今回の渋谷区の条例制定が、長い時間をかけて地下水がようやく地上に出て水が流れ始めた水源と同様に、ゴールではなく、新たなスタートとして今後の議論が行われていければいいなと思います。
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by wishizaka | 2015-04-01 02:24 | 国政や自治体全般の動きなど | Trackback

明日は福島県知事選挙の投票日ですね。


 明日は福島県知事選挙の投票日です。
私は熊坂候補の選挙を手伝いに福島入りをしました。
公選ビラの折り作業や配布などの手伝いをしています。

 熊坂さんは、元宮古市で、福島県出身。
これまで医師としての活動や、よりそいホットラインの代表をしてきました。

 電話相談、よりそいホットラインでは、被災者、DV被害者、セクシュアルマイノリティ、自殺念慮のある方など
それぞれ専門のスタッフを置いて、これらの問題で悩みを抱えている人を支えてきました。


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by wishizaka | 2014-10-23 16:08 | 国政や自治体全般の動きなど | Trackback

中野区の認可保育所、増えてきています!

以前から、 「中野区は認可保育所が増えない」そういう声がありましたが、

この4月より、
・若宮3-6-9に認可保育所 田中ナースリー若宮保育園 (定員75名)
・本町4丁目4-30-12に認可保育所 マミーズエンジェル新中野保育園(定員60名) 
が開設されています。

また、秋ごろには、南台5丁目に (仮称)南台5丁目保育園(定員112名)

が開設されます。

また、来年度、(1)東中野1~5丁目エリア (2)鷺宮4~6丁目・上鷺宮1丁目エリア、(3)中野1丁目エリアにおいて、定員60名ずつの認可保育所計3園を開設すべく準備を進めています。

それでも、短期的には増え続けていく保育需要に認可保育所の設置が追い付いていませんが、
その分認証保育所の保育料補助は増額がなされたり、おうち保育園のような例もあります。

 認可保育所も増やしつつ、認可保育所が間に合わないところは保育料の補助や、代替的な保育施設で補っていくそういう方針で中野区は進んでいます。

 ただ、親御さんから多い「認可保育所」の開設について、親御さんのニーズと区の方針が合致してもスムーズに事が進まない場合もあります。
 Not in my Backyard (NIMBY)という 政治学の用語があります。
「近隣の迷惑になるような施設は自治体の中に必要ではあるけれど、自分の家の庭先には作ってくれるな」という意味です。

 区内のとある地域で、区が予定していた認可保育所の設置について「認可保育所設置反対!」の声が上がってしまったことがありました。私の家にも「設置反対!議員の力で保育所の建設を辞めさせてくれ」というような内容の電話が何度もかかってきましたし、反対をされている方々のご自宅に呼ばれ、区内の近隣の保育園の待機児童の状況や、保育園によって空地(元々は公園の拡張予定用地だったところ)が減ることについての区が考えている代替措置を説明したこともありました。

 担当者も田中区長から「しっかりと地元の理解を得られるような説明をするように」と発破をかけられていたようですし、おそらく私だけでなく、多くの議員が地元の理解を得るべく動き回った結果でしょう。なんとか、この地域に認可保育所がつくられることとなりました。
 NIMBYの壁にぶつかりつつ、こうした中でも、とにかく保育施策が進む様自分も微力ながらできることはしていきたいと思っています。
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by wishizaka | 2014-05-28 14:13 | 国政や自治体全般の動きなど | Trackback

中野区の基金(貯金)400億円超の使い道

 6.中野区の基金(貯金)を使うことで、福祉の拡充に充てたり、過去の区債(借金)を一気に返してしまうことができるのかどうか。

 先日の http://ishizaka.exblog.jp/22028544/ の書き込みで、基金と区債の話を書きました。

 まず、基金を使って福祉の拡充ができるのかという事です。
以下の写真の通り、一口に基金と言っても様々な基金が積み立てられています。
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 ↑平成24年度決算での基金残高。(財政調整基金には年度間調整分が大半を占めますが、退職手当、施設改修分の積み立ても含まれています)

 そのため、全てを福祉目的で使うことはできない仕組みとなっています。また、仮にすべてを福祉目的で使えるとしても、持続可能性を考えずに使ってしまっては、いくらいい福祉の仕組みを作っても継続ができなくなってしまいます。

 また、同じ理由により基金をすべて区債の返済に充てられないという事があります。そして、仮にすべてを区債の返済に充てることができたとしても、区債の発行については発行が可能な場合が定められていて、単に「今年、これだけ予算が足りないから区債を発行しましょう」と無目的な穴埋めのためだけに区債を発行することは認められていません。

 もちろん、私としては持続可能な範囲での福祉の拡充を後押ししていきたいところではあります。しかし、「持続可能」ということを考えた場合、一般の家計で、普通預金、定期預金、生命保険、学資保険、クレジットカードでの買い物、住宅ローン、自動車ローンなどを組み合わせているように区の基金と区債も破たんをしたり、首が回らなくなることを避けつつバランスを考えた福祉のあり方や、お金を使うだけではない福祉のあり方を考えていくことが必要となります。
 
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by wishizaka | 2014-05-27 19:13 | 国政や自治体全般の動きなど | Trackback

障碍(がい)者の自立や権利擁護について。

  5.中野区の障碍児・者福祉やバリアフリー

(1) バリアフリー化について
 中野の街のバリアフリー、一歩一歩着実に進んでいます!進めていきます!

[1]新規施設・既存施設の区有施設等のバリアフリー化について
 学校を改築したすこやか福祉センターをはじめ新たな施設整備においては段差解消や誰でもトイレ(オストメイト対応)の設置をしています。また、既存の施設についても昨年南台3丁目の区営住宅にエレベーターの設置をするなど高齢者の利用も多い既存の施設のバリアフリー化も徐々に進めています。また、公共交通機関に関しては今年落合駅の中野区内側の出口にエレベーターが設置されたほか、中野駅につきましてもまだ先となりますが、西口改札設置の際にエレベーターの設置などのバリアフリー化が予定されており、駅周辺の街づくりでも徹底したバリアフリー化をしていくこととされています。

[2]学校のバリアフリー化について
 新設の学校ではバリアフリーが意識されて建設が行われたほか、既存の学校でも、障碍のあるお子さんが入学・進級する都度、そのお子さんに合わせた、対応を行っています。教室やトイレの段差解消、プールの出入りのアプローチの改善、トイレの個室の広さの改修や子どもの高さに合わせた手すりの設置等々を行っています。

[3]道路のバリアフリー化について
 中野区では区道の歩道の段差解消や点字ブロックの整備を進めています。
現在中野区で歩道のある区道の総延長は22,390mあります。
 区道の歩道の段差解消について見ると、前任の神山区長から現職の田中区長に代わった平成14年度の時の区道の歩道の交通バリアフリー整備率は11.3%でしたが、昨年度には42.0%に達しました。

(2)障碍者の収入増や、自立に向けた就労の支援について ~障碍者の生活の自立に向けて進んでいます~
 区が委託で中野区障害者福祉事業団に地域開拓促進コーディネーターを置き、企業訪問によって区内企業の障碍者雇用に関する理解の促進や雇用の場となる企業開拓を進めています。実績として、昨年度は238の事業所に対して実習や雇用の場の拡大の取り組みを行い、54名の障碍者の就職が実現しました。障碍者が就労支援施設で働いても工賃がなかなか上がらない、費用負担が増えるという中で、今後、障碍者の雇用について民間企業の開拓も併せて行っていくことがますます求められています。なお、企業就労に繋がらない障碍者の支援も中野区障害者福祉事業団と区が連携をしてしっかりと進めていくことが求められています。

(3)中野区の障碍者サービス給付について ~サービス給付は進んでいます~
 中野区では相談支援、コミュニケーション、日常生活用具給付事業は無料です。移動支援事業は月15時間まで、地域活動支援センターは月8回まで、日中一時支援事業は月3回まで無料です。これを超える利用は所得に応じて負担がありますが、多くのケースではほとんど負担なしで利用可能です。この考えは、中野区が全国に先駆けて打ち出しました。
 またコミュニケーション事業では、手話だけでなく要約筆記派遣事業を新たに盛り込みましたし、移動支援事業の拡充も行っています。移動支援は、就労開始時の通勤定着までの支援や保護者の送迎ができない場合の通所・通学にも支給を拡大し、障碍者の就労支援や社会参加を促進する機会を保障しています。

(4)目に見えにくい障碍者の対応
 東京都のトスカでの発達障碍の相談はニーズが多く、なかなか予約の電話がつながらないと言われています。また、高次脳機能障碍については身体面の障碍がない或いは軽いと、十分な支援を受けづらい状況にありました。中野区では今年度から「つむぎ」への委託事業として、発達障碍や高次脳機能障碍の専門相談が今年度スタートすることになりました。

(5)医療的ケアが必要な重度の障碍児の対応
 現在東京都立の特別支援学校で、痰の吸引の必要なお子さんがなかなかスクールバスに乗れない(=通学できないor親が自家用車や福祉タクシー等で送迎)というが問題になっています。中野区では今年度の後期から、放課後の学校~放課後デイ施設~自宅の移動について送迎バスに看護師を乗せ、痰の吸引が必要なお子さんが施設に通園するためのバスに乗れる体制を整えます。区でできることです。朝の投稿などについて東京都の通学バスでも工夫をしてもらいたいところです。(区長も必要性を感じ、区から都へのスクールバス乗車についての働きかけをしてくれています)
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by wishizaka | 2014-05-27 18:42 | 国政や自治体全般の動きなど | Trackback

中野区と性的マイノリティ

 4.中野区と性的マイノリティ



 中野区では平成15年10月22日に以下の通りの国に対する意見書を議会で可決しております。(当時の提案者は議会運営委員全員、提案代表者は大内しんご議員、当時の区長は1期目の田中大輔区長、私はまだ議員になる前のできごとです)
 その際の議会での審議の議事録は以下通りです。

==========(以下)=============

○議長(山崎芳夫) 御異議ありませんので、さよう議事を進行いたします。
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 議員提出議案第15号 性同一性障害を抱える人々が普通に暮らせる社会環境の整備を求める意見書

○議長(山崎芳夫) 日程第10、議員提出議案第15号、性同一性障害を抱える人々が普通に暮らせる社会環境の整備を求める意見書を上程いたします。
 提案者代表の説明を求めます。大内しんご議員。
                 〔大内しんご議員登壇〕
○10番(大内しんご) ただいま議題に供されました議員提出議案第15号、性同一性障害を抱える人々が普通に暮らせる社会環境の整備を求める意見書につきまして、提案理由の説明を申し上げます。
 なお、提案説明は案文の朗読をもってかえさせていただきたいと存じますので、御了承願います。

性同一性障害を抱える人々が普通に暮らせる社会環境の整備を求める意見書
 性同一性障害は、世界保健機関も認める医療疾患で、わが国では、平成9年(1997年)に日本精神神経学会によるガイドラインが定められ、外科的治療の性別適合手術が合法的に可能になりました。また、翌年には、初めての正当な医療行為としての手術が埼玉医科大学で行われました。しかし、専門医は限られ、保険適用もなく、経済的にも大きな負担となっています。手術の施行例もわずかです。
 性同一性障害を抱える人々は、性別を意識する頃から自身の性別に違和感を持つ人もおり、成長過程の中で、学校・家庭・社会等において様々な苦痛を強いられています。戸籍と異なる性で生活をしている場合には、住民票の提出ができず、就労・入居に困難をきたしています。また、選挙や各種申請における本人確認、健康保険証を使用しての受診など性別記載のある公文書を提出する際、数々の問題が生じてきます。男女別のトイレの利用、制服の着用といった日常的な問題から、性同一性障害であることが知られたため解雇されたなど、身体的・精神的・経済的な困難に直面しています。
 本年7月、国会において「性同一性障害者の性別の取扱いの特例に関する法律」が全会一致で成立しました。しかし、その内容はまだ十分ではなく、更なる対応が必要と考えます。戸籍上の性別変更の可否にかかわらず、戸籍と異なる性で普通に生きることが出来ない性同一性障害者のために、早急に社会環境の整備を求めるものです。
 よって、中野区議会は、以下の事項を政府に要請します。
 1 「性同一性障害者の性別の取扱いの特例に関する法律」施行3年後の再検討時には、要件の緩和を図ること
 2 公文書での性別記載は可能な限り削除すること
 3 就職、不当解雇、職場差別などの禁止
 4 治療の保険適用・医療機関の拡充など医療面での国の支援
 5 教育、医療関係従事者など、性同一性障害に関わる専門職の人々への研修
 6 セクシャル・マイノリティを含む性教育の充実及び教育現場での理解
 7 社会に対する啓発・情報提供・相談機関の確保
 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出します。
年  月  日
内閣総理大臣
内閣官房長官 あて
厚生労働大臣
中野区議会議長名
 以上でございますが、同僚議員におかれましては、何とぞ満場一致で御賛同賜りますようお願い申し上げ、提案理由の説明といたします。
○議長(山崎芳夫) 本件について御質疑ありませんか。
                 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(山崎芳夫) 御質疑なければ、質疑を終結いたします。
 本件は、委員会付託を省略いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。
                〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(山崎芳夫) 御異議ありませんので、委員会付託を省略いたします。
 本件については、討論の通告がありませんので、直ちに採決いたしたいと思いますが、御異議ありませか。
                〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(山崎芳夫) 御異議ありませんので、これより採決いたします。
 上程中の議案は、原案どおり可決するに御異議ありませんか。
                〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(山崎芳夫) 御異議ありませんので、さよう決定いたします。
 
------------(以上、全会一致で可決をしました。)-------------

 また、私が議員になった後、性的マイノリティについて様々な質問を致しましたが、
そのいくつかは区長からの答弁(回答)でした。以下に抜粋して掲載をしておきます。

(1)
 石坂:同性カップル、友人同士での共同居住について区民から相談を受けている。ハウスシェア、ルームシェアを希望する人が住む場所に困らないように、区が民間の不動産店と連携し住宅難民を生み出さないような取り組みが必要では?
 田中区長:新しいライフスタイルに応じた住まいの在り方について不動産団体とも情報交換をしながら協力体制の整備に努めてまいりたい
 →同性カップルなどが好き前支援事業の住宅情報提供の利用ができるようになりました。

(2) 
石坂:性的マイノリティ、思春期の子どもなど、うつ病あるいは精神疾患にかかることが多い層に対し、それぞれの特徴にあわせた対応が求められる。区職員には、知識を持ち、要支援者を適切な掃討部署に繋ぐ力を育てる研修が必要では?
田中区長:区の窓口では様々な相談を承り、きめ細かい対応に努めている。自殺やうつの傾向に気づき、適切な担当部署に繋げられるように、昨年度から区職員に対して自殺予防の研修などを行っているところ。

(3)
石坂:HIV陽性者・免疫機能障がい者の福祉・就労などを相談できる窓口の拡充と積極的な広報が必要では?
田中区長:適切に対応していきたい。週路支援が必要な方に障害者福祉事業団を活用いていただけるように区報等で周知をしていく。
→区報に記事が掲載され、相談実績もすでにある状態です。
 

  そして、LGBT専用の窓口ではありませんが、性的マイノリティにとって地域生活でかかわりが深い窓口やサービスとしては現在、以下のものなどがあります。

【1】同性二人暮らしについての住み替え支援 区役所9階4番窓口(都市計画分野住宅施策担当)
【2】防災緊急連絡先カードの配布 区役所8階13番窓口(地域防災担当)
【3】同棲カップルのDVの相談 区役所2階15晩窓口(生活援護分野生活相談担当)
【4】HIV・性感染症の検査・相談 中野保健所2階保健予防担当(要予約)
   (1)休日実施の即日検査:偶数月の第1日曜日。同性愛者の当事者団体への委託により実施。
     (予約:03-6382-6190)
   (2)毎月第2,4水曜日の午後13:30~14:40。区直営で実施。結果は約2週間後。
     (予約:03-3382-6577)
【4】免疫機能障がい(HIV陽性)を含む障がい者の就労相談・支援・雇用促進 中野区障害者福祉事業団
(中野区からの業務委託事業)
【5】メンタル面・うつなどの精神障がいの相談支援 社会福祉会館6階地域生活センターせせらぎ(区の業務委託)

 また、実際に窓口やサービスを使ってみて不都合などを感じた場合は、
【6】 中野区 区民の声メールフォーム http://www.city.tokyo-nakano.lg.jp/dept/156500/d005399.html
 にて、声をお寄せください。今後の改善にもつながっていきます。

 そして、今年の東京レインボープライド(パレード)では、中野区長からのコメントも寄せられました。
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( ↑ 東京レインボープライドにおける中野区長のコメント)


 正直、まだまだ意識が追い付いていない区の職員も少なくない現状がありますが、
東京レインボープライドの段階で区長が寄せてくれたメッセージの趣旨に沿って区の職員の意識が今後着実により良い方向へと変わっていくような働きかけを続けていきたいと思っています。
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by wishizaka | 2014-05-27 10:45 | 国政や自治体全般の動きなど | Trackback