6月20日の定例議会の本会議で討論を行いました。

 今回、平和の森公園の再整備をめぐり、区民の方から請願が出されました。

 請願タイトルの通り、「平和の森公園再整備基本計画」について利用者アンケートを行い、立ち戻っての再整備を行ってほしいという内容の請願でした。
 
 これについて、「基本計画で変更可能な部分については、区民の声を踏まえて一定の修正がなされていること」、「再整備構想を変更せずに、再整備基本計画のみを直すことで出来ることの限界」、また「公園再整備での区行政と区民の協働は、基本設計段階でも可能であると思われること」を理由に、反対の討論を行いました。
(要するに、陳情者の求めていることは、再整備基本計画に焦点を当てて書き換えても実現しえないと思われるため、本陳情に反対を致しました)

 ただし、請願が指摘する「多様な意見・要望を把握し、真摯に向き合うこと」が大切なことにも討論では触れました。そして、「これまで通りの安全で快適な公園利用ができるのか」、「樹を植え替えたり、切ったり、新たな樹を植えたりということについてイメージができない」という、請願者の不信感や不安感についても理解できる部分がある旨も述べました。さらに、「今後の基本設計 説明会などの場面では、区行政に対し、より一層の分かりやすく丁寧な説明を求める」「多様な区民の声を聞く工夫をしていただきたい」点を指摘しました。



【 第1号請願 「平和の森公園再整備基本計画について」 に対する石坂の討論原稿 】

 第1号請願「平和の森公園再整備基本計画について」について、反対の立場での討論をいたします。
 
 今回のような公園や施設の整備は、「原則を定める『再整備構想』」、「ゾーニングや施設の配置を定める『再整備基本計画』」、「図面に表す『基本設計』」、「図面を工事に適した形にする『実施設計』」という4段階で進められます。

 体育館・陸上トラック・少年スポーツ広場の具体的な設計を区行政と区民が協働して進める場合、再整備基本計画ではなく基本設計で区民の声を反映する方法があります。反対に、「陸上トラックの設置」「少年スポーツ広場の多目的広場化」「体育館の建設」をそもそも白紙に戻すのであれば、「体育館、陸上競技機能、多目的広場の設置」を示した再整備構想から見直す必要があるのではないでしょうか?

 さて、再整備基本計画の策定に当たっては、平和の森公園への体育館等の設置につき、説明会や意見交換会、区の職員による関係者からの聞き取り、区議会でのやり取りなどを経ました。その結果、「陸上トラックが草地広場全体にまたがる形ではなく、広場の半面を使う形になったこと」「100mの直線部分が、広場を使う方々の動線上ではなく、敷地の南側外周寄りに移ったこと」など、ゾーニングの変更等が行われました。また、体育館の作られる場所が、既存の平和の森公園に与える影響が少なくなるよう、水再生センターの地下施設上部にあたる公園の未開園区域となったことも、様々な声を踏まえてのことと思われます。

 また、国土交通省によると、平成26年に地方公共団体等の協力を得ながら「都市公園利用実態調査」が行われたとのことで、国全体の結果は公表されています。その調査は中野区でも行われています。残念ながら区単独の調査結果は公開されてはいないため、調査結果がどの程度活かせたのかは定かではありませんが、全く参考にもされていないとは考えにくいと思われます。

 なお、公園全体や体育館、その他の公園内施設には、直接・間接的な利害関係を有する様々なステークホルダーが存在します。近隣の住民、遠くから遊びに来る子ども、スポーツ目的で使っている人、平和資料を見に来る人、現在の中野体育館を使われている人、近隣の小中学校の児童生徒やその保護者などです。

 本定例会の厚生委員会で、「トレーニングルームなど現在の体育館を個人利用している方々、PTA関係者などからも声を聴き、それを第3段階の基本設計に活かしていくべきではないか」と質問を致しましたところ、「基本設計の説明会などで広く声を伺っていきたい」という主旨の答弁がありました。つまり、ハード面での工夫や、ソフト面での運用に関する調整は今後も可能です。
 
 請願の「多様な意見・要望を把握し、真摯に向き合うこと」は大切なことです。そして、「これまで通りの安全で快適な公園利用ができるのか」、「樹を植え替えたり、切ったり、新たな樹を植えたり」ということについてイメージができないという、請願者の不信感や不安感については理解できる部分があります。今後、基本設計の説明会などの場面では、区行政に対し、より一層の分かりやすく丁寧な説明を求めます。また、多様な区民の声を聞く工夫をしていただきたいと思います。

 ただ、先ほど指摘した通り「基本計画で変更可能な部分については、区民の声を踏まえて一定の修正がなされていること」、「再整備構想を変更せずに、再整備基本計画のみを直すことで出来ることの限界」、また「公園再整備での区行政と区民の協働は、基本設計段階でも可能であると思われること」を勘案すると、第一号請願「平和の森公園再整備基本計画について」には、部分的に賛成できかねるところがあるために、反対の立場を取ることを申し上げ、討論とさせていただきます。


【 今回審査された 第1号請願 「平和の森公園再整備基本計画について」  】
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# by wishizaka | 2016-06-20 15:48 | 議会内の活動(質問など) | Trackback

6月8日(水)午後、石坂わたるが中野区議会本会議にて一般質問を行ないます

本日6月6日、本年の中野区議会 第2回定例会がスタートしました。本日から3日間は、本会議にて一般質問が行なわれます。

石坂わたるの一般質問は、6
月8日(水)午後です。その日の6番手として登壇します。

石坂よりも前に登壇する方々の質問時間に左右されるのですが、石坂の質問時間は、現時点で午後3時前後が予想されます(傍聴の際は、時間に余裕をもって区議会へお越しください)。


石坂の一般質問予定項目は以下の通りです。


1.地域包括ケア及び地域福祉全体の在り方について
(1)地域包括ケアについて
(2)地域包括ケアを踏まえた子どもの地域福祉について
(3)その他

2.高次脳機能障がい者の支援について
(1)就労に向けての支援について
(2)その他

3.その他

*なお、質問する各議員の質問予定項目は、こちらの中野区議会公式サイトを参照のこと。


平日の昼間ではありますが、どなたでも傍聴可能ですので、一人でも多くのみなさんに、応援を兼ねて傍聴にお越しいただけますと幸いです。

中野駅北口から徒歩数分のところに中野区役所本庁舎があり、本庁舎3階からの渡り廊下で議会棟に入ることができます。議会棟3階にて手続きの上、議会棟5階の傍聴席へお越しいただければと思います。 

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# by wishizaka | 2016-06-06 19:20 | 議会内の活動(質問など) | Trackback

中野区議会 平成28年第2回定例会開催が近づいてきました

中野区議会公式サイトでもお知らせが出ましたが、中野区議会 平成28年第2回定例会が、6月6日(月)から6月20日(月)までの会議期間で開かれます。石坂は現在、定例会へ向けて各種準備中です。

現時点での議会予定日程(本会議、常任委員会、特別委員会、議会運営委員会など)は、やはり区議会公式サイト↓にも掲載されている通りです。

平成28年6月の中野区議会 日程

石坂わたるの一般質問日・登壇順番などにつきましては、議会運営委員会で決定され次第、このブログでも随時報告いたします。
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# by wishizaka | 2016-05-31 17:25 | 議会内の活動(質問など) | Trackback

6月11日(土)午後、共生中野 まち歩き&お茶会 @桃園区民活動センターのお知らせ

6月11日(土)、石坂わたるの政務活動用の一人会派である共生中野のまち歩き会&お茶会を、中野駅周辺(お茶会は桃園区民活動センター)で開催します。

まち歩き会では、中野駅周辺のまちづくりについて、実際に中野駅周辺のバリアフリー化も考えながらまち歩きをします。

お茶会では、(現時点で)6月6日~20日開催予定の中野区議会の様子など、区政報告を行います。また、暮らしの中で気付いたことや課題だと感じていることなどについて、みんなで一緒に何ができるのかを話したり考えたり、ワークショップをしたりしています。

幅広い年代、様々な職業や背景をもつ人が集まってお茶を飲みながら和気あいあいとざっくばらんにおしゃべりをしていますので、お気軽にご参加ください。途中からの参加や途中までの参加も可能です。


・まち歩き会集合場所・日時:2016年6月11日(土) 13:30(午後1時半)、中野駅北口改札前


・お茶会日時:まち歩き会終了後、同日16時(午後4時まで)


・お茶会会場:桃園区民活動センター 和室。
(中野区中央4丁目57番1号、中野駅南口徒歩10分)


・お茶会資料代:100円

*13時30分の中野駅北口改札前集合に遅刻される方は、桃園区民活動センターに直接おいで下さい。スタッフがおります。
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# by wishizaka | 2016-05-31 15:34 | イベント告知・報告 | Trackback

5日1日(日)、イベント「LGBTを切り口に今後の学校教育について考える。」で、石坂わたるが司会を務めます

石坂わたるが5月1日(日)、司会としてイベントに出演します。以下、イベント公式サイトに掲載されている情報です。

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LGBTを切り口に今後の学校教育について考える。

【イベント概要】
昨今、世間ではLGBTへの関心が高まっている。そのような中で文科省は「性的マイノリティの子どもへの配慮」を求め全国の国公私立の小中高校などに通知を出した。また、自民党内ではLGBTに関する課題を検討するプロジェクトチームを発足。


しかしながら、肝心な学校現場におけるLGBTへの理解促進の問題は山積みだ。事実、LGBT当事者のいじめ・自殺も深刻なのが現状である。


そのような現状の中で、今後学校教育の在り方はどうあるべきなのか。

今回は、中野区区議会議員の石坂わたるさん、やっぱ愛ダホ!idaho-net.代表の遠藤まめたさん、国際NGOヒューマン・ライツ・ウォッチ 日本代表の土井香苗さん、渋谷区教育委員会教育センター調査研究員の長野泰紀さん、現役小学校教諭でLGBT教育を実践されている先生一名、計5名をお招きし、それぞれでご活躍されている分野のお話を通して、参加者の皆様と一緒に考えていくシンポジウムです。

主催:NPO法人東京レインボープライド
*レインボーウィークイベントの一貫として開催


【会場】
地球ひろばJICA市ヶ谷 
住所:新宿区市谷本村町10-5(JICA市ヶ谷ビル内)

JR中央線・総武線 「市ヶ谷」 徒歩10分
都営地下鉄新宿線 「市ヶ谷」A1番出口 徒歩10分
東京メトロ有楽町線・南北線 「市ヶ谷」6番出口 徒歩8分


【当日のスケジュール(※変更の可能性有り)】
14:00~     開場
14:30~14:40  シンポジウム開始、自己紹介、LGBT基礎講座
14:40~15:55  各パネラーのトーク(各15分ずつ) 
(10分休憩)
16:05~16:55  パネル・ディスカッション・質疑応答
16:55~     パネラーの方々から一言ずつ
17:00     終了

【参加者対象】
セクシュアリティ不問
教育・子どもに関わる全ての方(教育関係者)
将来教員志望の学生

手話通訳あります
【参加費】
一般1,500円/学生1,000円(学生書のご提示をお願い致します。)
※当日支払いとなっておりますので、受付をスムーズに行うためにも出来るだけお釣りがでないようご協力お願い致します。

※原則、公式サイト で参加申し込みをした上での参加ですが、当日参加でもOKなようです。
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# by wishizaka | 2016-04-28 13:10 | イベント告知・報告 | Trackback

5月21日、共生中野お茶会 @上高田区民活動センターのお知らせ

5月21日(土)、石坂わたるの政務活動用の一人会派である共生中野のお茶会を、上高田区民活動センターで開催します。

石坂わたるの区政報告のほか、暮らしの中で気付いたことや課題だと感じていることなどについて、みんなで一緒に何ができるのかを話したり考えたり、ワークショップをしたりしています。

前回は、障碍福祉・障碍児教育、LGBTと中野での生活、中野まちづくり、マイノリティとマジョリティー共同参画などについて話が及びました。

幅広い年代、様々な職業や背景をもつ人が集まってお茶を飲みながら和気あいあいとざっくばらんにおしゃべりをしていますので、お気軽にご参加ください。途中からの参加や途中までの参加も可能です。


・日時:2016年5月21日(土) 13:30〜16:00

・会場:上高田区民活動センター 洋室2
(住所:東京都中野区上高田2丁目11番1号
(西武新宿線 新井薬師前駅下車 南口より徒歩10分少々)

・対象:どなたでも

・資料代:100円

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# by wishizaka | 2016-04-24 11:53 | イベント告知・報告 | Trackback

「中野区家庭的保育事業等の設備及び運営の基準に関する条例」が一部改正されました(石坂の討論を含む)

 小規模保育の保育者資格について緩和をする条例改正が行われました。

 保育士の手で保育が担われることが望ましいのは当然ではあるものの、昨今の保育士不足の状況下で、既存の家庭的保育事業を担う家庭的保育者、認可保育所で働く保育補助者が、現状でも子どもの保育において一定の役割を果たせている点を考えれば、保育士が不足している状況の下に限り、保育士を中心としつつ保育士以外の保育者が共に保育にあたる方法は(保育士不足が解消するまでの間の対応として)考えうる選択肢ではあるとの判断から賛成討論を行いました。


 ★ 私が賛成討論で指摘をした主な課題 ★
「小規模保育事業者B 型」においては、保育士以外の保育に従事する職員に対して所定の研修を修了していることを条例の明文規定で義務づけています。それに対して、「小規模保育事業者A 型」における「保育士と同等の知識及び経験を有すると中野区長が認める者」や、「幼稚園教諭もしくは小学校教諭又は養護教諭の普通免許状を有する者」を保育者とする際には、保育従事をする前のタイミングや、保育従事をし始めた後の可及的速やかな時期に、しっかりと研修の機会を設けることが必要と思われるが、条例上にこうした研修の要否について記載がない。適切な研修を行うことが必要。

 ★ 賛成討論の内容 (討論の際に使用した原稿より)★

第58号議案、中野区家庭的保育事業等の設備及び運営の基準に関する条例の一部を改正する条例に賛成の立場から討論いたします。

 保育士は、児童福祉法に規定されている国家資格です。これは0歳から18歳までの児童福祉の専門資格です。単に乳幼児を預かる人と言うだけでなく、専門的知識及び技術をもって、児童の保育及び児童の保護者に対する保育に関する指導を行うことを業とする者とされています。
 
待機児童が減らず、保育の需要が増え続ける中、保育施設や保育事業者が不足している原因の一つは、保育士の不足です。本来であれば、全ての子どもの保育が専門職たる保育士の手で担われるのが望ましいことについて、疑う余地はありません。しかし、既存の家庭的保育事業を担う家庭的保育者、認可保育所で働く保育補助者が、現状でも子どもの保育において一定の役割を果たせている点を考えれば、保育士が不足している状況の下、保育士を中心としつつ保育士以外の保育者がともに保育にあたる方法は考えうる選択肢ではあると思われます。

 ただし心配な点もあります。「中野区家庭的保育事業等の設備及び運営の基準に関する条例」の31条で、従前より保育士資格がなくても保育に従事する職員がいる事を認めている「小規模保育事業者B 型」においては、保育に従事する職員に対して所定の研修を修了していることを条件づけています。それに対して、今回の条例改正における附則7号、8号に規定する「保育士と同等の知識及び経験を有すると中野区長が認める者」や「幼稚園教諭もしくは小学校教諭又は養護教諭の普通免許状を有する者」を保育者とする際には、研修の修了という条件が明記されていません。

保育士もそれ以外の保育職員も、子どもにとっては自分を保育してくれる先生であることに変わりはありません。当然、有資格者ではない新人であっても、一定の保育の質を担保することは不可欠です。採用決定から実際に保育従事をする前のタイミングや、保育に従事をし始めた後の可及的速やかな時期に、しっかりと研修の機会を設けることが必要であると思われます。こうした課題を課題として認識し、対応をしていただけることを要望しつつ、賛成の討論と致します。

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# by wishizaka | 2016-03-27 01:36 | 議会内の活動(質問など) | Trackback

中野区の基本構想が可決しました (私が行った賛成討論の内容他)

 これまでの基本構想に代わる、新たな中野区の基本構想が可決をしました。

 基本構想は現在パブリックコメントを募集中の行政計画「新しい中野をつくる10か年計画(第三次)(案)」( http://www.city.tokyo-nakano.lg.jp/dept/101500/d022252.html )の基礎になる部分です。

 10か年計画が行政サイドの計画であって議会に対する報告事項であるのに対して、基本構想は議会の議決を経て成立をするものであるため、今回の定例会で議案として議決をしました。

 なお、今回の基本構想の議決に際して、石坂は課題点を指摘しつつ賛成討論をいたしました。 
 
 ★ 私が賛成討論で指摘をした主な課題 ★
・「役所だけでなく、市民やNPOや民間企業も『公共』の担い手である」という意識を、区民・職員ともに共有する必要があること
・これまでの基本構想において「区行政から区民への、分かりやすく心のこもった説明責任」、「参加の機会を周知し、区民を巻き込むための呼びかけ方法」「区民の意見を、成果や結果に反映させる工夫」について、課題が残されている
・住民参加や合意形成はとても素晴らしいことである反面、多様な意見が出てくるために難しい面も多々ある。しかし、難しいからといってこれを避けて通ったり、諦めてはならない


 ★ 賛成討論の内容 (討論の際に使用した原稿より)★

第53号議案、中野区基本構想に賛成の立場から討論いたします。

「活かされる個性、発揮される力」を基本理念とし、平成17年に成立をした基本構想。その基本構想に基づいて作られた「新しい中野をつくる10か年計画」。これらによって、中野区の自治は大きな変化を遂げてきました。

今回、
「私たちは、すべての人々の自由と尊厳を守り、大切にします。
 私たちは、一人ひとりの個性を大切にし、みんなの幸せを考えて行動します。
 私たちは、地球的視野に立って、平和な世界を築き、環境を守り再生させ、次世代の人々へ受け渡していきます。
 私たちは、それぞれが持つ力を発揮して、共に支えあいます。
 私たちは、一人ひとりが、みずから決定し、行動し、参加して自治を担うことで、心豊かな、いきいきとしたまちをつくります。」
ということが、新たな基本構想においても基本理念・普遍的な理念として、引き続き掲げられていることを高く評価いたします。

しかし、この10年間、理念の総論には多くの人が賛同しつつも、個々の施策展開においては合意が難しい場面も多々あったかと思われます。区民からの期待に対して進んだ点、思うように進まなかった点、そして方向転換をせざるを得なかった点もあったと思います。

特に、「区行政から区民への、分かりやすく心のこもった説明責任」、「参加の機会を周知し、区民を巻き込むための呼びかけ方法」「区民の意見を、成果や結果に反映させる工夫が効果的にできていない」という点は、課題として残されているものと思います。大きな改革・改善のためには、「情報の公開と共有の徹底」、「誰でも理解しやすい説明責任の徹底」、「住民参加の徹底」について振り返りつつ、新たな基本構想を受け止めることが必要であると思います。なお、「役所だけでなく、市民やNPOや民間企業も『公共』の担い手である」という意識を、区民・職員ともに共有する必要があると思います。

さて、情報公開が進めば進むほど、より詳細な情報に対するニーズが高まります。さらに、住民参加が進めば進むほど多様な意見が出され、合意形成が難しくなることがあります。住民参加の機会が増えても、自分の意見が反映されなければ、「参加の機会が足りない」、「住民の声が届かない」と主張する声も出るでしょう。また、価値観の違いやボタンのかけ違いから、「自分がこんなに正しいことを言っているのに実現をしないのは、行政が悪いからだ」との辛辣な声を飛ばす向きもあります。住民参加や合意形成はとても素晴らしいことである反面、難しい面も多々あります。しかし、難しいからと言って避けて通るべきではありませんし、あきらめてはならないことでもあると思います。

今回の基本構想で掲げられている8領域の考え方そのものは、多くの区民が共有できるものだと思います。また、私自身、今回の基本構想で領域の5に明記されている「見守り・支え合いが広がるまち」。領域の8に明記されている「区民ひとりひとりが自分を大切にするとともに、それぞれの考え方や生き方を認め、差別されることなく社会に参画できる環境づくり」、「多様な文化や多様な生き方を認めながら、地球規模で考え、地域に根差した行動のもと、平和で豊かなまち」についてはとても素晴らしい考えだと思っております。

しかし、これらの考え方を具体化していく中では、様々な異論や思わぬ障壁が現れることと思います。「中野のまちの将来像」、「10年後に実現するまち」、「将来像の実現をめざす道筋」について、この基本構想に書かれている理想を実現すべく、2000人の全職員一人一人が区民と協力をしながら、日々その仕事の中で取り組んでいただけることを期待しつつ賛成の討論と致します。 

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# by wishizaka | 2016-03-27 01:19 | 議会内の活動(質問など) | Trackback

平成28年度予算が可決をしました(用地・国民健康保険・介護保険等の特別会計への賛成討論の内容他)

(すでに、3月14日にも掲載をしておりますが、定例会後の記事として改めて掲載をしました。3月14日のブログを語らに立抱いた方にとっては重複となりますがご容赦ください)

 
 3月25日まで開催された平成28年度 中野区議会 第1回定例会において、28年度の予算(一般会計予算、用地特別会計予算、国民健康保険事業特別会計予算、後期高齢者医療特別会計、介護保険特別会計)が可決されました。

 石坂は、予算案について、「総括質疑」「厚生分科会分担分の質問」「共産党提出の予算組替動議に対する質問」「用地特別会計予算・国民健康保険事業特別会計予算・介護保険特別会計について、今後の課題についても指摘をしつつの賛成討論」を行いました。

また、これら5会計予算案について賛成をするとともに、共産党提出の予算組替動議に反対をしました。

 自らの手元に原稿のある賛成討論について下記に掲載を致しますが、質疑応答については答弁側の正式な答弁(回答)内容が私の手元にはないため、議事録等が公開されましたら改めてお知らせいたします。

 ★ 私が賛成討論で指摘をした主な課題 ★

・国民健康保険や介護保険の保険料の滞納者への訪問を行う際に、(失業や所得の減少、慢性的な貧困によって、保険料を払いたくても払えないという方に対しては)保険料の減免案内や、場合によっては生活保護や各種福祉制度に繋ぐなどの公共サービスのアウトリーチの強化すべき。

・29年度から中野区でも始まる「介護予防・日常生活支援総合事業」の実施に向けた「地域支援事業」について、「共助」としての介護保険を中心に据えつつ、自助・互助・公助のバランスをしっかりと考えながら、区として「在宅医療・介護連携の推進」や「認知症施策の推進」などを進めていくことが必要。


 ★ 賛成討論の内容 (討論の際に使用した原稿より)★ 

上程されました第7号議案「平成28年度中野区用地特別会計予算」、第8号議案「平成28年度中野区国民健康保険事業特別会計予算」、並びに第10号議案「平成28年度中野区介護保険特別会計予算」に対して賛成の立場から討論をいたします。

 まず介護保険特別会計と国民健康保険事業特別会計についてです。

 わが国は少子高齢化の進展とともに,要援護高齢者が増加する一方でそれを支える現役世代が減少傾向にあり、その中での介護サービスの質・量の充実が要請されることは中野区も例外ではありません。

 国民健康保険において医療を支える医療給付費分や後期高齢者支援金分の保険料率等は23区で一律となっています。国民健康保険と一緒に収める介護納付金や、介護保険料は国が定める一定の計算で決まるため、区が独自に保険料を上げ下げすることができません。

 そうした中、歳入について、平成28年度予算における国民健康保険料や介護保険料の普通徴収における収入率は、平成27年度予算における収入率を上回る見込みとなっています。

国民健康保険においては支払い能力がある滞納者に対して、区職員が臨戸徴収を行い、介護保険においては区職員が滞納をしているご家庭を回って納入を促しています。こうした職員が直接区民と会って収納率・収入率の向上を実現していく、まずこの点の評価を致します。

 なお、滞納者には、失業や所得の減少、慢性的な貧困によって、保険料を払いたくても払えないという方もいます。保険料の減免案内や、場合によっては生活保護や各種福祉制度に繋ぐということも、今後ますます必要となってくるかと思います。職員が、収納のためだけに各家庭を回るのだとしたら、それは対応として不十分であると思われます。今後、訪問をした際に必要に応じて公共サービスのアウトリーチについても併せて行うことを強化していただきたいと思います。

 次に介護保険の歳出については、29年度から中野区でも始まる「介護予防・日常生活支援総合事業」の実施に向けた「介護保険特別会計における地域支援事業」の内容を評価いたします。具体的には、「体力作り教室の回数を増やし、認知症予防事業を新たに始めること」、「小中学生を含む認知症サポーター養成講座を行うこと」、「認知症初期集中支援チームを立ち上げること」などの取り組みに期待し、賛成いたします。

 なお、国会での「介護サービスの基盤強化のための介護保険法等の一部を改正する法律案」に対する附帯決議では、「幅広い職種を対象とした介護や看護を担う職員の処遇改善」、「介護予防・日常生活支援総合事業については、要支援認定者が従来の介護予防サービスと同総合事業を選択・利用する意思を最大限尊重すること。」などを政府に求めています。区でもこれを踏まえた施策展開が必要です。将来の介護サービスの削減、負担増、自助ばかりが求められるのではないかという不安を感じている方もいらっしゃるようです。「共助」としての介護保険を中心に据えつつ、自助・互助・公助のバランスをしっかりと考えながら、区として「在宅医療・介護連携の推進」や「認知症施策の推進」などを進めていただきたいと思います。

 また、介護保険特別会計の中で、地域支援事業として使える予算枠は、国の制度によって定められておりますが、まだまだ工夫の余地はあるかと思います。「さらに展開可能な事業の検討」「要介護状態を防ぐ上で、各事業がどのような効果を生んでいるのか」の評価・検証を重ね、必要な事業を精査しつつ十分な予算を投入することが求められます。こうした点も踏まえて取り組みを進めていただければと思います。

 そして、国民健康保険の歳出については「特定健康診査・特定保健指導」において、事業内容を維持しながら、委託業者等とのやり取りを通して印刷費用の縮減を図るなどをして、1000万円を超える財政効果を生み出している点も評価いたします。

次に、用地特別会計についてです。

 28年度には、平和の森公園拡張用地として国家公務員宿舎である中野新井職員住宅の用地買収が計上されています。

 今回、この用地取得にあたり新たに公共用地先行取得債を発行することで、区の借金が増える事への心配はあります。しかし、今回新たに区債を発行しても用地特別会計区債発行残高の今後一年間の増分は、過去一年間の減少分を下回る予定です。また、区全体でみると、この区債発行を行っても他の区債の償還が進むこともあり、今後一年間で区債発行残高は減少する見込みです。

 国有地が手放される際に公園と隣接する、限られたまとまった土地を区が購入することは次の世代にとっても価値があることです。CO2を吸収しながらすくすくと育つ若い木を植えられる点、中野区の緑地率や緑被率の確保に繋がる点、現在の平和の森公園に不足をしている駐輪場や駐車場も確保できる点などが期待されます。
 
以上の点から、区民の健康と福祉と環境の向上をしっかりと進めていただくべく第7号議案、第8号議案並びに第10号議案に対し賛成する討論と致します。

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# by wishizaka | 2016-03-27 00:58 | 議会内の活動(質問など) | Trackback

私も執筆をした『精神保健福祉援助演習(専門)[第2版]』が出版されました。

 私も執筆をした、弘文堂の『精神保健福祉援助演習(専門)[第2版]』(精神保健福祉士シリーズ10)が先日、出版されました。

http://www.koubundou.co.jp/book/b217184.html 
 初版に加えて最新状況を踏まえた加筆や修正を行った内容となっています。

 児童虐待の結果、子どもの行動に見られる「第四の発達障碍」と呼ばれることもある、一見するとADHDにも似たような症状。そして、虐待の疑いや子どもに対する不適切な対応をされていると思われる親御さんへの対応などについて、

・その個別ケースの対応について、元特別支援教育の教員の立場で
・こうしたお子さんを抱える親御さんへの対応について精神保健福祉士の視点で
・また児童虐待に関する社会的な働きかけであるソーシャルアクションについては区議会議員の経験も踏まえて

 という観点で書いています。

精神保健福祉士関係の書籍を取り扱っている書店であればそろそろ市中の書店にも並んでいるのではないかと思います。

 ぜひ機会がありましたら、お手に取ってご覧いただけますと幸いです。

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# by wishizaka | 2016-03-27 00:21 | メディア掲載情報 | Trackback

中野区職員の超過勤務削減を進めました。

 労働省(当時。現 厚生労働省)告示「時間外労働の限度に関する基準」では、民間の事業者の被用者について労働時間の延長の限度に関する基準として、月45時間、年360時間と定め、基本的に月平均30時間、多い月でも45時間を超えないことを求めています。

 一方、一部を除き大半の公務員にはこの基準が適用されません。そのため、中野区では月60時間を超過勤務の目安とし、月60時間以上の超過勤務をしている職員には人事分野から注意をし、それが3カ月以上続くようなときには人事分野へ改善書を提出することとなっていました。

 その結果、厚生労働省の基準を超える勤務をしている職員が存在し、1カ月60時間を超える時間外勤務をした職員は延べ167人。100時間を超える時間外勤務も毎年一定程度発生している状況が見られました。

 こうした超過勤務の結果として生じる「業務の偏り」や「働き過ぎ」は、「心身の健康の悪化」や「疲労による業務の非効率化」を生み出す恐れがあります。また、常勤職員1名分以上の超過勤務が発生している部署も見られました。
 
 この問題について平成27年第4定例会(27年12月開会)で一般質問の中で取り上げ、勤務時間の短縮やそれに必要な業務の整理を求めました。

 その結果、中野区職員についても「時間外労働の限度に関する基準」に準じた勤務時間の短縮が進み始めました。

 なお、「超過勤務 の命令時間(記録に残る超過勤務時間)」と「タイムカードの勤務時間(実際に働いた時間)」に乖離が生じる形でのサービス残業が多々発生してしまうことがないよう、行政職員の勤務状況についても今後気にかけていきたいと思っています。

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# by wishizaka | 2016-03-26 23:57 | 実現しました | Trackback

3月25日(金)午後、中野区議会本会議で登壇します

本日3月25日(金)午後1時開始の中野区議会 本会議(本日が定例会最終日)で、石坂わたるが登壇します。

第53号議案「中野区基本構想」

第58号議案「中野区家庭的保育事業等の設備及び運営の基準に関する条例の一部を改正する条例」

に賛成の立場から討論(意見表明)を行います。

平日の昼間ではありますが、どなたでも傍聴可能ですので、一人でも多くのみなさんに、応援を兼ねて傍聴にお越しいただけますと幸いです。

中野駅北口から徒歩数分のところに中野区役所本庁舎があり、本庁舎3階からの渡り廊下で議会棟に入れます。議会棟3階の事務局前にて手続きの上、傍聴席にお越しください。

事務所スタッフも傍聴予定ですので、3月25日午後1時、中野区議会 本会議場の傍聴席で一人でも多くの皆様にお会いできるのを楽しみにいたしております。


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# by wishizaka | 2016-03-25 11:57 | 議会内の活動(質問など) | Trackback