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#中野区議会 から国への意見書「国民健康保険及び後期高齢者医療における傷病手当金の支給範囲の拡大を求める意見書」(#中野区 議会 2021年第1回定例会)

 国民健康保険及び後期高齢者医療における傷病手当金の支給範囲の拡大を求める意見書を成立させました。

 地方自治体議会は国に対する意見書を提出することができます。
また意見書案は中野区議会においては4名以上の議員の連名で案文を提出することができます。
 通常は5名以上の議員が所属をしている交渉会派が中心となって意見書の案文の提出が行われておりますが、
今回「無所属からの意見書の案文の提出は前例がない」と言われながらも相乗りで提出し、
さらに議案として本会議にかける前の段階で(超党派で)議会運営委員全員に議案提案者に名を連ねてもらい、
圧倒多数での可決にこぎつけることができました。

提案代表者:石坂
案文提出者:立石区議、小宮山区議、近藤区議、むとう区議、石坂 (いずれも無所属無党派)
議案提案者:伊藤区議(自民・議会運営委員会委員長)、大内区議(自民)、酒井区議(立憲・議会運営委員会副委員長)、ひやま区議(立憲)、白井区議(公明)、木村区議(公明)、長沢区議(共産)、立石区議・小宮山区議・近藤区議・むとう区議・石坂(案文を提出した無所属無党派の5名)

賛成:自民、立憲、公明、共産、都ファ、育緑、無所属無党派の全員(立石区議、小宮山区議、稲垣区議、近藤区議、むとう区議、石坂)の計40名
反対:N国 の計1名      (N国、育緑は会派は無所属となります)

 政党・会派に所属しない無所属は、1議員1会派というくらい政治スタンスも政策も日頃の賛否も異なる面々ですが、
今回私が初稿を作文した案文の提出に協同してもらえたこと、党派を超えて全議会運営委員会委員に名を連ねてもらえたこと、
ほぼすべての議員に賛同をしてもらえたことは本当にありがたいことと思いますし、
今後、国において国民健康保険及び後期高齢者医療における傷病手当金の支給範囲の拡大をしていただけるよう切に願います。

 ★ 意見書の主旨 ★ 
 個人事業主やフリーランスなどの自営業者の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)への対応について、

現状の国の制度では、国民健康保険加入者のうち新型コロナウイルスへの感染やその疑いにより仕事を休んだ被用者は傷病手当金の対象となります。

しかし、国民健康保険加入者のうち自営業者(個人事業主・フリーランス)は対象外とされ、発熱をしても仕事を休みにくい状況にあります。

そのため、先行する約20市町村では独自に、自営業者への傷病手当金・傷病見舞金の支給を行っています。(中野区は未実施)

 今回の意見書では、国民健康保険及び後期高齢者医療における傷病手当金の支給範囲の拡大するために国から自治体への支援を行うよう求めました。 



 ★ 意見書全文 ★
国民健康保険及び後期高齢者医療における傷病手当金の支給範囲の拡大を求める意見書

 1947年 10 月 8 日の社会保険制度調査会の「社会保障制度要綱」に記載されている「社会保障制度に関する社会保険制度調査会の答申」では「この制度の確立は、経済再建の基本的条件の一つ」として、「自営者については、時機を設け」という但し書きがありつつも「傷病手当金は、被用者及び自営者に対して支給する」としています。その後、長年にわたり国民健康保険の全加入者に対して実現に至らずにいましたが、今般の新型コロナウイルス禍において、国民健康保険に加入する被用者に対しては支給がなされることとなりました。
 国民健康保険は地方自治体が経営するものではありますが、国は国民の生活保障の責任を持ち、社会保障制度の総合的企画を行うとともに、各地方自治体が行う本制度の運営について総合調整する責任を持ちます。そのため、地方自治体に対する様々な支援や費用の負担も国には求められています。 また、そもそも医療保険においては、仕事を休んで医療に係る機会の不均等について、被用者とそれ以外の一般国民とを問わず生命尊重の本義に徹し、普遍化を図らなければなりません。
 よって、政府におかれては、国民健康保険及び後期高齢者医療において、新型コロナウイルス感染症に感染するなどした自営業者に傷病手当金を支給する市町村及び特別区に対する下記の事項について早急に取り組むよう求めます。

                                  記


1.国民健康保険及び後期高齢者医療において、新型コロナウイルス感染症に感染するなどした個人事業主の給与所得を除く部分に対し、被用者と同様に傷病手当金を支給する区市町村等に対し支給額全額について国が財政支援を行ってください。
2.被用者の場合と同様に、風邪の症状や発熱が続いており、感染の疑いが完全に否定できない場合についても、傷病手当金の支給対象とできるようにしてください。
3.個人事業主への傷病手当金の支給に係る事務手続きや周知広報以外にかかる費用についても、国の財政支援の対象としてください。
 以上、地方自治法第99条の規定により、意見書を提出します。


 年 月 日
 内閣総理大臣、厚生労働大臣あて
 中野区議会議長名


# by wishizaka | 2021-03-24 02:13 | 議会内の活動(質問など) | Trackback

#中野区 基本構想について(#中野区議会 2021年第1回定例会)


★ 中野区基本構想に賛成しました ★
 基本構想の審査を担当していた総務委員会では一旦「継続」でまとまりましたが、その後の本会議において「継続審査に反対(=即時採決)」となっため委員会に差し戻しとなり、再度の総務委員会での審査結果は「否決すべき」でまとまり、最後の本会議において「可決」となりました。⇒可決成立となりました。
(石坂は常任委員会は区民委員会所属の為、総務委員会での採決には加われず、本会議での採決にのみ参加をしています)

 基本構想に賛成:立憲、共産、無所属無党派の議員全員(立石区議、小宮山区議、稲垣区議、近藤区議、むとう区議、石坂)の計21名
 基本構想に反対:自民、公明、都ファ、育緑、N国(育緑とN国は会派は無所属)の20名

 今後の区政を考える上で、区の今後の方針を示す議案であり、過去の基本構想は圧倒多数で可決をされてきました。
今回僅差での可決となったこと、賛成をした無所属議員からはこれまでの一般質問や総括質疑、委員会質疑で様々な課題の指摘もされています。
酒井区長、白戸副区長には手放しで信任が得られたのではないことを自覚をして今後の区政運営にあたっていただきたいと思います。


★ 中野区基本構想 全文 ★

中野区基本構想

1改定の背景

33万人を超える区民が暮らし、商業や文化などの活動を通じて、多くの人々が集い、交流する多様な機能が調和するまち、中野。近年、我が国は、人口減少・超高齢社会という、どの国も経験したことのない時代に突入しており、こうした人口構造の変化は、将来的には、地域経済や中野区の財政、地域コミュニティの活力に深刻な影響を与えることが予測されます。また、気候変動の影響とみられる記録的な規模の台風などによる水害や、大規模な地震などの災害が全国各地で発生し、人々の生命・財産に甚大な被害を与えています。中野区においては、局地的集中豪雨による内水氾濫などの都市型水害が発生しています。また、狭あい道路や木造住宅密集地域が多いことから、災害時における被害の拡大が懸念されます。これらの課題に対しては、これまでも着実に対策を進めてきていますが、今後、更なる対策を進めていくことが求められます。

さらに、令和2年(2020年)、新型コロナウイルス感染症の感染拡大により、世界は歴史的な危機に直面しました。国内や地域社会に目を向けると、人々の生命や健康に限らず、日常生活における外出や移動、学校教育、地域経済、地域医療など様々な分野にその影響を及ぼし、感染者等に対する差別や偏見なども生まれています。一方、新型コロナウイルス感染症の収束・共生に向け、産業構造や働き方、住まい方、人と人とのコミュニケーションのあり方など、新しい生活様式への移行が進み、家庭・生活を重視する意識が高まるなど、社会全体の価値観や行動の変化が生まれており、区政運営においても対応が求められます。

中野区は、若年層の転入者が多く、近年は外国人住民が急増しており、約120の国と地域の人など、多世代にわたり、様々な人が暮らし、訪れ、活躍するダイバーシティ(多様性)にあふれたまちです。また、伝統的な文化・芸術活動が根付くとともに、お笑い、演劇、ライブ・コンサートなどのエンターテインメントにあふれた活動が活発に行われ、多くの人々が夢や希望を抱くとともに、漫画やアニメなどのサブカルチャーの宝庫として、国内外にそ

の魅力と独自の文化を発信し続けています。

中野駅周辺のまちづくりの進展など、今後の10年間は、新たな中野の未来を創る大きなチャンスの時期です。さらに、AI、IoT、ビッグデータの活用などが急速に進み、社会のあらゆる場面で、デジタル革命が進展しており、区民の快適な暮らしを実現するとともに、学校教育、高齢者などの見守り、相談支援への活用など、質の高い行政サービスの提供につなげていくことが求められます。

このような時代において、私たちは、安全で安心な暮らしを守りながら、中野が持つ多様な資産とまちのにぎわいを次の世代に確実につないでいくため、人々の地域への関わりとつながりのあり方を改めて見つめ直していくとともに、一人ひとりが力を発揮し、それをまちの力に変えていく必要があります。

これまで培ってきた歴史、文化、伝統、まちの魅力を大切に育みながら、人々が寄り添い、より豊かな暮らしを実現するため、新たに、私たちの共通の目標である中野区基本構想をここに定め、ともに歩んでいきます。

2 10年後に目指すまちの姿

中野区に住むすべての人々や、このまちで働き、学び、活動する人々にとって、平和で、より豊かな暮らしを実現するために、私たちは、次のことを大切にします。

○中野の最大の財産は人であり、すべての人の人権と、あらゆる生き方、個性や価値観を尊重します。

○人と人との交流やつながりを広げ、誰一人取り残されることのない安心できる地域社会を築きます。

○互いに力を合わせる協働と、新たな価値を創造する協創を深めます。

○一人ひとりが豊かな人生を歩むための新たなチャレンジを応援します。

このことを私たちは大切にし、10年後に目指すまちの姿を描きます。

「つながるはじまるなかの」

⑴人と人とがつながり、新たな活力が生み出されるまち

⑵未来ある子どもの育ちを地域全体で支えるまち

⑶誰もが生涯を通じて安心して自分らしく生きられるまち

⑷安全・安心で住み続けたくなる持続可能なまち

⑴人と人とがつながり、新たな活力が生み出されるまち

つながりは、安心、発想、活力の源です。様々な国籍や価値観を持った人々が集まる中野の特性を生かし、人と人とのつながりや地域への関心と参画、自治の営みを広げ、地域への愛着を生み出していきます。さらに、新たなにぎわいの拠点を形成し、まちの活力を高め、中野に暮らし、訪れる楽しさを、まち全体に、そして東京や日本全体、そして世界へと広げていきます。

○多様性を生かし新たな価値を生み出します

国籍や文化、年齢、障害、性別、性自認や性的指向などにかかわらず、誰もが地域の一員として安心して暮らし、地域の特色や今までにない新たな価値が生まれています。

○地域愛と人のつながりを広げます

ライフスタイルや関心に応じて、場所や時間を選ばず気軽に地域で関わりを持てるような、ゆるやかなつながりが広がり、それぞれの個性を生かし、地域の課題を住民同士が協力しながら解決しています。

○遊び心あふれる文化芸術をまち全体に展開します

まち全体を舞台に、中野ならではの伝統・文化や豊かな発想から生まれる遊び心ある活動が広がり、誰もが身近に親しみ、表現できる環境が整うことで、多くの人々が訪れ、にぎわいにあふれています。

○地域経済活動を活性化させます

区内産業の持続的な発展や新たな企業の参入などにより、区民の生活をより豊かにする商品・サービスが生まれ、地域経済が活性化しています。商店街は、多彩な社会的役割を果たしつつ、より魅力あるものとなっています。

○東京の新たな活力とにぎわいを世界に発信します

都市機能が集積し、回遊性が向上した中野駅周辺は、多様な経済・文化活動が行われ、区全体を持続可能な活力あるまちへとけん引するとともに、東京23区の西部における新たな活力とにぎわいのシンボルとして、世界に発信されています。

⑵未来ある子どもの育ちを地域全体で支えるまち

子どもたちは、未来に向けて、チャレンジしながら成長しています。子育て家庭は、地域社会に支えられ、安心して子育てをしています。子どもの育ちを、未来の希望として、地域全体で支えるまちを築いていきます。

○子どもの命と権利を守ります

子どもたちは、一人の人間として尊重されています。虐待の防止や学びの支援など、すべての子どもの命と権利を守る体制が整っています。

○社会の変化に対応した質の高い教育を実現します

良好な教育環境の中で、子どもたちは、自分と他者を大切にするとともに、より良く生きる力を身に付けています。学校や幼稚園、保育園などの円滑な接続や交流が行われ、家庭や地域と連携し、協働しながら、特色のある教育が生まれています。

○まち全体の子育ての力を高めます

様々な人や団体の活動の活性化により、まち全体の子育ての力が高まっています。家庭の状況に応じた多様なサービスが提供され、安心して子どもを産み、育てられる体制が整っています。

○子育て世帯が住み続けたくなるまちをつくります

子どもと子育て家庭にとって快適な住まいや魅力的な空間・施設などが整備され、住み続けたいと思えるまちづくりが進んでいます。

○若者のチャレンジを支援します

若者は、幅広い交流や様々な活動の機会などを通じて、チャレンジしながら成長しています。一人ひとりの課題の解決に向けて支える体制が整っています。

⑶誰もが生涯を通じて安心して自分らしく生きられるまち

一人ひとりに違いがあることは、特別なことではなく、当たり前のことです。ますます高齢化が加速する中で、病気や障害があっても、いくつになっても自分らしく生きられるまちをオール中野で築いていきます。

○人生100年時代を安心して過ごせる体制を構築します

高齢者が、地域のつながりやICTの活用による見守り・支えあいと、公的サービスをはじめとした包括的な介護・福祉サービスや医療に支えられるとともに、最期まで自分らしく生きることができるオール中野の体制が整っています。

○生涯現役で生き生きと活躍できる環境をつくります

いくつになっても、就労や趣味、社会貢献など、社会とのつながりを通じて、第2、第3の生きがいを見つけ、生涯現役で生き生きと活躍しています。

○誰一人取り残されることのない支援体制を構築します

障害や生活困窮、生活上の複合的な課題などを抱えている人が、適切な相談や支援につながり、誰一人取り残されることのない体制が整っています。

○誰もが自分らしく輝ける地域社会を形成します

障害や認知症の有無など本人が置かれている状況にかかわらず、個々の特性や強みを生かした就労や社会参画、様々な交流や活動などを通じて、自分らしく輝いています。

○生涯を通じて楽しく健康に過ごせる環境をつくります

中野で暮らすうちに自然と健康的なライフスタイルが身に付く環境が整うとともに、子どもから高齢者まで、自分が関心のある運動・スポーツや学びなどに楽しみながら取り組んでいます。

⑷安全・安心で住み続けたくなる持続可能なまち

まちづくりは、人と人、歴史と未来をつなぎ、安全・安心とまちの魅力を形づくるものです。地区の特性に応じて、あらゆる災害に強く、犯罪や事件・事故がなく、いつまでも住み続けたくなる持続可能なまちを、多様な主体の協働により築いていきます。

○災害に強く回復力のあるまちづくりを進めます

防災まちづくりの推進や地域の防災力の向上などにより、被害を最小限にとどめ、早急に復旧できる回復力のあるまちづくりが進んでいます。

○時代の変化に対応したまちづくりを進めます

地区の特性に応じたまちづくりや連続立体交差事業の進展などにより、駅周辺を核としたまちの安全性・快適性・利便性が向上し、時代の変化に対応したまちづくりが進んでいます。

○快適で魅力ある住環境をつくります

居心地が良く歩きたくなるまちなか、魅力ある公園、多様な移動環境などが整備され、快適で魅力ある住環境の形成が進んでいます。

○環境負荷の少ない持続可能なまちをつくります

環境負荷の少ないライフスタイルや緑化推進などが、区民の生活や企業活動に浸透し、脱炭素のまちづくりが進んでいます。

○安全・安心な生活環境と防犯まちづくりを進めます

関係機関・地域の連携により、犯罪や事件・事故がなく、良好な生活環境が保たれるとともに、区民の防犯、消費生活、感染症などに関する意識の高まりや、行動の変化が生まれ、安全・安心な暮らしが守られています。

3基本構想を実現するために

目指すまちの姿を実現するため、次の原則を基本に区政運営を進めていきます。

○区民に信頼される対話と参加の区政を進めます

区民への積極的な情報提供と、十分な説明責任を果たし、区政への参加を促し、意思が適切に区政に反映される機会を充実するなど、対話の区政を進めます。

○職員力でまちの価値と地域の力を高めます

区職員は、地域に飛び出して、地域の抱える課題を見つけ出し、様々な主体との連携・協力により解決することで、ともにまちの価値と地域の力を高めます。

○持続可能な財政運営を進めます

自立した自治体として、安定的な財政基盤を構築していくために、最少の経費で最大の効果を挙げる持続可能な財政運営を基本とし、客観的な根拠に基づく政策形成を進めるとともに、選択と集中による最適な資源配分と、着実な財源の確保に努めます。

○社会の変化を見据えた質の高い行政サービスを提供します

不断の改善や改革を進め、組織横断的な課題にも柔軟に対応できる効果的・効率的な行政運営を実現するとともに、デジタル化を加速させながら、社会の変化を見据えた質の高い行政サービスをすべての人に迅速に提供します。

○危機の発生に備えた体制を強化します

自然災害や感染症などの危機の発生時においても区民の生命・健康・財産が守られるよう、リスク管理や危機管理を徹底し、区民生活に密着する行政サービスの提供を維持するための仕組みと機能を強化します。


# by wishizaka | 2021-03-24 01:35 | 議会内の活動(質問など) | Trackback

#中野区 いじめ防止等対策推進条例 賛成討論(#中野区議会 2021年第1回定例会)

 3月23日の本会議において、いじめ防止等対策推進条例 に賛成の立場から討論をしました。
本条例は採決の結果全会一致で可決をしました。

★ 討論の主旨 ★
中野区では今回の条例は区立の小中学生のみを対象としている。
それに反対するものではないが、
イジメは公立小中学校の児童生徒同士のみで行われているのではない。
私立学校、近所・児童館・学童クラブなどでも起こるし、幼稚園や保育園でも起こる。
最近ではトランスジェンダーの幼児のいじめの事例がニュースとなり、
私も幼児期にいじめにあった。
板橋区の条例や、国立幼稚園のいじめ防止基本方針で幼児のいじめ防止に取り組む例もある。
今後中野区では子どもの権利に関する条例が今後検討されることになっているので、
今回の条例ではカバーしきれないいじめや、子ども同士の言葉や暴力によって傷を負うことが無くなるしくみづくりがなされることを期待する。


★ 討論全文(手元の原稿。実際の発言と異なる部分があります) ★

第26号議案 いじめ防止等対策推進条例に賛成の立場で討論を致します。
 本条例は区立小中学校において、児童生徒のいじめを防止するための対策を総合的かつ効果的に推進することを目的とするものです。
 その主旨については賛成するものですが、他自治体では「東京都板橋区いじめ防止対策の基本理念、組織等に関する条例」のように幼稚園や保育所を含む条例としている例があります。
 朝日放送テレビのABCニュースや共同通信の47ニュースなどで、2月12日に「大津市在住の体は男の子、心は女の子、と性別に違和感をもった6歳の保育園児が、園でいじめられ、いじめによって円形脱毛症や適応障害と診断され、去年10月以降登園できていません。」
 「他の園児からは持ち物を取られたり、仲間外れにされたりしたほか、暴言や暴力のいじめも受けた。ストレスからか、園児は円形脱毛症になった。
 両親は園や市に改善を求めたが、園は『(加害園児の)成長過程での行為』『じゃれあい』などとして、『いじめとは思っていない』と回答。園児が覚えたてのひらがなで『なかまはずれ』『ぼこぼこ』などと書いたメモを握りしめて市に相談に行ったこともあった。両親が継続して対応を求めた結果、市は最終的にはいじめがあったことを認め、園の対応が不十分だったと謝罪した。しかし、それは園児が年長になった後の昨年11月のことだ。いじめはその後も解消せず、園児は現在も不登園状態が続いている。」との報道がありました。
 「何をもっていじめと定義するのか」、「幼児期ではイジメている側がいじめを理解することが難しい」ということも言われます。しかし、ことばの定義はともかく、言葉や暴力によって日々傷つけられている子どもが幼稚園や保育園においても存在しています。
 幼児期は言葉にならなくとも敏感にさまざなこと、とりわけ自分と違う存在を直感的に感じ取る敏感さを持つことがままあります。かなり昔の事となりますが、「同性愛者」という言葉を私自身も友達も知らなかった幼児期において、私は「男の子らしくない男の子」として虐めにあいました。
 遠足において、私と同じ年長児クラスの幼児と年中児のクラスの幼児とが手をつないで歩く際に、同じクラスの友達から年中児クラスの子たちに向かって、私のことを指しながら「あのお兄ちゃんはヘンだからいうことを聞いちゃだめだよ」などと言われることがままありました。また、砕石が敷き詰められた未舗装の道の小石を次々に投げつけられる、小学生の兄弟に入れ知恵をされた子から犬の糞を口にさせられるなどがありました。そして、最終的には腕を引かれて無理やり幼稚園に連れていかれたものの、登園することを拒否をしたこともありました。
 これに対して幼稚園の先生からは、私が男の子集団の中で男らしく遊ぶ子になれば解消するかのような対応をされました。
また、小学校に進学し先生がいじめとして扱ってくれるようになるまでその状況が続きましたが、いじめを行っていた友達はもちろん、私が流血している姿を見たことがある、その子たちのご両親も子どもが行っている行為にたいして叱るという事こそあれ虐めであるという自覚がなく、過去の行為を小学校の先生に告げ口されたと私の両親が近所でいづらくなるという事にもなりました。
 愛知教育大学附属幼稚園 いじめ防止基本方針では、「いじめの防止についての基本的な考え方」として、「いじめは、集団内の一定の人間関係を背景に、特定の者を攻撃する人権侵害の行為であり、いじめられた幼児・児童・生徒の心身に深刻な影響を及ぼす許されない行為である。愛知教育大学では、『いじめ防止対策推進法』を受け、各附属学校において『いじめ防止基本方針』を定めている。幼稚園は法律の対象ではないが、小学校低学年でも懸念されている状況にあり、小・中学校のみならず、附属幼稚園においても『いじめ防止基本方針』を制定することとする。
どの子どもでも被害者にも加害者にもなりうるという事実を踏まえ、教職員は、日頃から
ささいな兆候を見逃さないように努め、被害による苦しみを子ども一人で抱え込んでしまわないよう、園全体で組織的に指導に当たる。
何より幼稚園は、幼児が教職員や周囲の友だちと信頼できる関係の中で、安心・安全に生活できる場であることが大切である。幼児一人一人が大切にされているという実感をもつとともに、お互いに認め合える人間関係をつくり、集団の一員としての自覚と自信を身に付けることができる幼稚園づくりに取り組むこととする。幼児たちが、さまざまな体験活動等を通して多様な他者と交わり、人間的に成長できる取組の充実を図る。」としています。
 そのため、本条例には賛成を致しますが、全てのいじめをカバーできるものではありません。
私立の学校や幼稚園などに通う子どもや、公立学校であっても別々の学校に通う子どもたち同士で、近所であるいは児童館や学童クラブのような集団生活の場で虐めは起こります。
 中野区では子どもの権利に関する条例が今後検討されることになっていますが、今回の条例ではカバーしきれないいじめや、子ども同士の言葉や暴力によって傷を負うことが無くなるしくみづくりがなされることを期待し、賛成討論といたします。



# by wishizaka | 2021-03-24 01:10 | 議会内の活動(質問など) | Trackback

#中野区 令和3年度予算について(#中野区議会 2021年第1回定例会)

 3月23日に2021年第1回定例会が閉会しました。いくつかの記事に分けて本定例会の報告をいたします。

  令和3年度予算について(2021年第1回定例会)
3月11日の本会議での一般会計予算に反対し、その他の各種特別会計に賛成をしました。
また、用地特別会計以外の会計についての予算案に対して討論をしました。
(一般会計の採決では、自民・立憲・公明・共産・都ファ・無所属無党派のうち4名の計37名が賛成し、
 育緑・N国・無所属無党派のうち2名《むとう区議、石坂》の計4名が反対致しました。《育緑・N国は会派としては無所属扱いとなります》
 また、可決した予算案には賛成多数となった公明党提案の付帯意見が付きました)

★ 一般会計について評価するところ ★  
① ここ数年増える一方であった予算規模の拡大に歯止めがかかったこと (1億円近いオリンピック・パラリンピックに関する取組みや4億円を超える新型コロナウイルス感染症対策の支出など、増要因がある中で歳出合計額の増が4.2億円に抑えられました)
② 具体的な施策としては、
・文化的価値の高い旧中野刑務所正門の保存・活用に向けた検討、
・シティプロモーション事業のダウンサイジング、
・乳児用液体ミルクを含む防災対策の推進、
・新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受けた事業者のための産業経済融資等利子補給、
・新型コロナウイルス感染症拡大の影響による家計ひっ迫に対する就学援助の拡充、
・一人一台の情報端末の運用の円滑化をすすめるGIGAスクール構想の推進、
・(仮称)地域包括ケア総合計画の策定、
・若年性認知症相談窓口における継続的相談支援の推進、
・成年後見制度利用促進、
・森林環境譲与税の活用先に図書館などすべての区民が利用可能な施設の備品購入等に用いる事、
・住宅確保用配慮者を対象とした居住支援事業の推進、
・水際作戦を行わない生活保護の申請受付、
・木造住宅密集地域などの不燃化の促進
  などは評価できます。

★ 一般会計について今後留意すべきところ ★
① 基金の取り崩しや区債の発行が増える状況が生じています。(新型コロナウイルス禍による経済への影響から減収が生じているため)

★ 一般会計について課題だと思うところ ★
①構造改革による歳出の2割削減に拘らない政策判断も可能だったのではないか。(長期的な構造改革や放漫財政の防止は意識しつつも、新型コロナ禍における短期的な状況においては、新型コロナウイルス対策や、区民の健康や生活や生命を守るための支出は積極的に行うべき時期でもあります。また、来年度の税収減は最悪の状況ではない様相を示しています。)
②保育士宿舎借り上げについて、費用の一部負担を求めるようになること(区内では保育士が確保できず人員が足りない保育所も出始めています)
③中野生涯学習大学の再編において、関連する複数の部署ごとに議員の質問に対する行政職員の答弁にブレがあり、将来の状況が見えないこと。

★ 一般会計について問題だと思うところ ★
❶テレワークに関する予算が直近の委員会報告の内容と異なる予算内容となっていること。
❷テレワークに関して、「調達ガイドラインに反する調達」がなされないようにすべきところ、違反とならないように今後は「調達ガイドライン」の方を見直すような発言がなされたこと。(自民党・公明党などが問題を指摘し、公明党が「庁内テレワークシステム導入にあたっては、正確な情報提供と正しい手続に則った適正な運用をされたい。」という意見を提案しました)
❸「(証拠となりうる書類名とその記載内容を紹介したうえで)生活保護課において、偽装請負がなされている。違法ではないか?」という指摘が(現区長派である)共産党の議員からなされました。私はこの指摘に関し、共産党が主張するように偽装請け合いがなされているのだとしても、区行政が主張するように偽装請負がなされていると疑われるような記録が事実に反して存在しているのだとしても、どちらにしても大きな問題だと考えます。(共産党は違法であることの問題を指摘したうえで、その改善が図られることがないままに予算案に賛成をしました)
❹予算審議において、区民分科会で区民部の行政職員について質問を行った際に、「(区民部の事業ではあるが)考えたのは私たちではなく、企画課などで決めたことであるから、区民部では説明ができない」という答弁が繰り返しなされ、十分な審査ができなかった。

 ⇒予算書の内容に関しては賛成をしたいところでしたが、問題点として掲げたような①直前の説明と異なる予算であること、②ルール違反をしないようにするのではなくルールの方を変えようとすること、③違法性があるあるいは違法性が疑われるような不備のある書類が存在している予算であること、④予算審査において説明責任が果たされないままであることから、令和3年度予算に対して反対をいたしました。
 予算の内容に関して、何が必要で、何が不要不急かはそれぞれ価値観が分かれるところではありますが、今回➊~❹私が指摘した点は当然改善すべき事柄であるとともに、①・③・④については昨年の予算審議においても、さんざん同様の指摘をしたことであり、また、きちんとなされることが政治信条などに関わらず当然必要なことです。これらが改善をされなかったことは大変問題です。来年度の予算審議ではこうした問題を指摘せずに済むようにしてもらいたいと思います。


★ 予算案についての討論全文(手元のメモなので、実際の言い回しと異なる場合などがあります)  ★

第5号議案 令和3年度中野区一般会計予算に反対の立場で、
第7号議案 令和3年度中野区国民健康保険事業特別会計予算、
第8号議案 令和3年度中野区後期高齢者医療特別会計、
第9号議案 令和3年度中野区介護保険特別会計予算、に賛成の立場で討論をします。

順不同となりますが、まず、後期高齢者医療特別会計については支払い方法の拡充が図られたことについて評価をいたします。今後さらに利便性の高い支払方法の拡充をしていただけたらと思います。

次に、国民健康保険特別会計においては、今年度の補正予算で予算化された国民健康保険に加入する被用者に対する傷病手当金が当初予算から計上されています。他自治体では国の制度設計に捉われず、国民健康保険加入について、被用者あるいは給与所得部分のみならず、自営業者やフリーランスなどの個人事業主に対する傷病手当金や傷病見舞金の開始が各自治体の判断で開始されています。先日の一般質問での区長からの答弁のとおり、国の動向を注視するだけでなく、中野区が独自の判断で傷病手当金などの支給に踏み切るかどうか、先行自治体の取組や状況もしっかりと調べて検討をお願いします。

そして、一般会計については、1億円近いオリンピック・パラリンピックに関する取組みや4億円を超える新型コロナウイルス感染症対策の支出など、増要因がある中で歳出増合計額が4.2億円で押さえている状況にあり、ここ数年増える一方であった予算規模の拡大に歯止めがかかった状況ではあります。
もちろん、新型コロナウイルス禍による経済への影響から減収が生じ、基金の取り崩しや区債の発行が増える状況は生じています。
こうした中で、長期的な構造改革や放漫財政の防止は意識しつつも、新型コロナ禍における短期的な状況においては、新型コロナウイルス対策や、区民の健康や生活や生命を守るための支出は積極的に行うべき時期でもあり、また、来年度の税収減は最悪の状況ではない様相を示しています。2割削減ありきではない政策判断も可能だったのではないでしょうか。

次に具体的な施策としては、旧中野刑務所正門の保存・活用に向けた検討、シティプロモーションのダウンサイジング、乳児用液体ミルクを含む防災対策の推進、新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受けた事業者のための産業経済融資等利子補給、新型コロナウイルス感染症拡大の影響による家計ひっ迫に対する就学援助の拡充、一人一台の情報端末の運用の円滑化をすすめるGIGAスクール構想の推進、(仮称)地域包括ケア総合計画の策定、若年性認知症相談窓口における継続的相談支援の推進、成年後見制度利用促進、森林環境譲与税の活用先に図書館などすべての区民が利用可能な施設の備品購入等に用いる事、住宅確保用配慮者を対象とした居住支援事業の推進、水際作戦を行わない生活保護の申請受付、木造住宅密集地域などの不燃化の促進などは評価できます。
ただし、保育士宿舎借り上げ支援事業の見直しによる宿舎借り上げ費用の一部負担を求めるようになること事、関連する部署ごとに議員への答弁の異なる中野生涯学習大学の再編において関連する各所管の答弁のブレなどもあり将来の状況が見えないことなどは課題が残ります。

また、全体に係ることとして、昨年は地域開放型学校図書館の予算が直近の委員会報告を踏まえない内容となっていましたが、今回もテレワークに関する予算が直近の委員会報告を踏まえない内容となっている事、予算委員会の全体会において調達ガイドラインに反する調達がなされないようにするのではなく調達ガイドラインの方を見直すような発言がなされたことは問題です。
また、生活保護を巡って他会派の議員の予算総括質疑において、実際の偽装請負の真偽はともかく、法令の定めに反し「違法ではないか」という指摘が他会派の議員からなされました。私は業務委託は即違法とは思いませんが、偽装請負に関し、偽装請け合いがなされているのだとしても、偽装請負がなされていると疑われるような記録が事実に反して存在しているのだとしても、どちらにしても大きな問題です。
さらに、また、予算審議において、区民部所管の内容を扱う区民分科会では区民部と環境部の管理職しか登壇できないのにもかかわらず、所管の内容について企画課などの他部署が考えたことであるから区民部の理事者では説明ができないという答弁がなされ十分な審査ができなかったことは大きな問題です。

最後に、介護保険特別会計においては認知症の早期の相談・診断・支援を進めるための「認知症と共に暮らす地域安心事業」の推進がなされるなど、高齢者や介護者によりそう取組を高く評価します。高齢者だけでなく、障碍者や子どもを含む地域包括ケアのしくみづくりはますます大変な状況にありますが、今後も着実に進めてもらえることを期待しております。


# by wishizaka | 2021-03-24 00:44 | 議会内の活動(質問など) | Trackback

中野区における #新型コロナウイルス の #ワクチン接種 についての情報です。

中野区における 新型コロナウイルスに対するワクチン接種についての情報です。


中野区では、危機管理等対策会議の下に副区長をリーダーとする「新型コロナウイルス感染症感染拡大防止対策チーム」を設置し、ワクチンが供給された場合に、希望する区民に対して速やかに接種を実施できるよう準備をしています。なお、以下は現時点の想定です。全国一律の接種開始の見込みであるため、国からの指示等により変更となる場合があります。
 なお、ワクチンは感染を完全に防ぐものではありませんが、感染した場合にも重症化を避ける効果などが期待されています。


1 承認が見込まれている3種類のワクチン
   ファイザー社、アストラゼネカ社、武田/モデルナ社


2 ワクチン接種対象者等


摂取優先順位
   ① 医療従事者等、② 高齢者、③基礎疾患を有する区民・高齢者施設等の従事者、④ その他の区民


3 ワクチン接種方法(案)

ワクチンは、以下の方法により種類によって必要な間隔を空けて2回接種。接種は任意で、無料で受けることができます。


(1)医療従事者等の接種方法

従事する医療機関等で接種券を出力し、当該医療機関又は近隣の実施医療機関(調整中)において接種する。


(2)医療従事者等以外の接種方法

区が順次送付する接種券の到着次第、以下のいずれかの方法により接種する。


ア.集団接種

区が用意する集団接種予約サイト又はコールセンターから接種日時と会場の予約を行い、区民活動センター(15カ所のうち同時期に3カ所を接種会場として巡回)又は医師会館(調整中)にて接種する。


イ.個別接種

実施医療機関(調整中)に直接予約を行い、同機関にて接種する。


4 今後のスケジュール(案)

令和3年2月12 日~ 区ホームページに検討状況等を掲載(随時更新)

    2月20 日なかの区報に検討状況等を掲載

    3月~ 医療従事者等向けワクチン接種開始

    3月5日なかの区報にワクチン接種券送付の案内を掲載

    3月初旬~ コールセンター運用開始、専用ホームページ開設

    3月中旬~ 高齢者向け接種券発送

    3月20 日 なかの区報にワクチン接種方法を掲載

    3月下旬~ 高齢者向け予約受付開始

    4月上旬~ 高齢者向け接種開始

    4月下旬~ 高齢者以外の区民向け接種券発送

          高齢者以外の区民向け予約受付開始、接種開始

    7月下旬  区民活動センター及び医師会館での集団接種終了

          医療機関による個別接種は継続




# by wishizaka | 2021-02-12 18:17 | 国政や自治体全般の動きなど | Trackback