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7月6日の中野区議会の傍聴

 先日7月6日に区議会を膨張した際に気づいたことを書きましたが、
区議会の傍聴で見てきた、各委員会で話し合われた内容を掲載しておきます。

(1)中野駅周辺・西武新宿線沿線まちづくり特別委員会
●中野駅の整備について
 中央線中野駅の改修整備にあたり、西側に橋上南北通路や改札新設や北口改修などが行われます。
 委員(議員)と行政との質疑のやりとりで以下のような話となりました。

・工事費用についての費用試算はJRが行う。整備費用の負担についてはJRとともに詰めていく。
 整備費用の全てをJRが負担するわけではない。
・エレベーターの設置や段差解消等バリアフリーにも配慮した整備がなされる。
・委員「区の負担は大きくなるのか」
 行政「他の市区では大きく負担している。」
 委員「整備はJRの社会的使命でもある、JR負担分はしっかりして欲しい。」
 行政「他市の情報も含め今の段階では報告できる金額は出ていない。」

(2)環境対策特別委員会
 やはりCO2の削減が多く取り上げられていました。
・CO2排出削減については、中野区役所も一事業所の扱いであり、省エネ推進会議でCO2の削減について検討をしている。これは温暖化対策法に基づく環境基本計画や環境行動計画に加えて、省エネ法の改正に対応する形で、追加をする形でCO2の削減を行う。この削減については区役所(本庁)、地域センター、学校等も全て合算をしその合計を減らしていく。
・中野区環境基本計画では、中野区全体の温暖化に対する計画であり、区内全体の事業所を含み、中野区役所もその一つとして含まれる。民生家庭部門・民生事業所部門もどうして行くのか検討中。
・委員「11月の報告書の内容はどうなっているのか?『3~5年で1%/年』というのはどのように削減をしていくのか。
・他に「大規模事業所について始まっているCO2削減について、東京都と連携して中野区は動き始めているのか?」「マンション環境性の表示義務については他の22区は行っているが中野はひとつも行なっていない。」


(3)防災まちづくり特別委員会
・区民の18.5%が高齢者。また、住民の4割が区内に住んで10年以下の住民であり、3割が30年以上の住民となっている。また、集合住宅が多い。
・車の入れない狭い道路や一方が行き止まりで一方にしか抜けられない道路も多く塀が倒れた家があったりすると、避難(脱出)、食料運送、消防車の出入ができない事になる。
・委員「区内の多くの防災会は町会がベースになっているものの他、マンションの管理組合がベースになっているものがある。任意団体である町会の防災部長と全員加入が原則の防災会の会長とが中が良くないケースもある。組織を整理してはどうか?」
・委員「本町二・三丁目周辺地区まちづくりの会について町会や防災会などがメンバーになっているが、町会と防災会についてはメンバーがほとんど同じ。他の肩書きを持つ人を入れるべきではないか。町会以外の住民も参加すべきではないか。」

主な話題として以上のようなことが取りげられていました。
 安全で、環境に優しく、障害の有無を問わずに快適に暮らせる街そうしたまちづくりを、ひとりひとりの委員(議員)や、行政が考え、話し合われていました。
 ただ、限られた時間と予算の中で何を優先して行くべきなのかということについて、なかなか分かりにくいということ、そして、枠組み全体の話になったと思えば、あそこの部分の段差がという細かい部分の話になり、膨張している側に取って、今どこのはなしをしているのかが分かりにくいということがありました。思い立った議員から挙手をし、委員からの質問に対して行政が答えるというスタイルの限界なのかもしれませんが、なんだか、意見が積み重なって合意が形成されていくというふうにできるといいのになと思った次第でした。
by wishizaka | 2010-08-10 10:39 | その他
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