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渋谷区と世田谷区の同性パートナーシップ証明書発行に寄せて

 11月5日、渋谷区と世田谷区で同性パートナーシップ証明の発行が始まりました。両区で、私の友人がパートナー登録をして証明書が発行されました。無事、パートナーシップ登録をされた皆様、おめでとうございます。
 また、ご尽力をされた両区の保坂世田谷区長・長谷部渋谷区長・桑原前渋谷区長・両区の関係職員の皆様、上川世田谷区議・岡田渋谷区議・両区の区議の皆様に敬意を表します。
 海外各国の同性婚や欧州等の婚姻に準じたパートナー制度と比べると、日本の自治体でできることは限られ、相続・代理権・養育権等々の点で遠く及ばないものではあります。
 しかし、各自治体や行政区なりに、LGBTに関する人権保障や共同参画、そして同性パートナーの生活保障をめぐる(包括的なパートナーシップ証明か個別施策での取り組みかを問わずに)取り組みがどこまでできるのかの模索が進んでいます。
 中野も地方自治の本旨(住民自らが地域のことを決定する『住民自治』と、国から独立した地域社会自らの機関によって行われる『団体自治』)に基づき、中野なりの形でパートナーに対する住民生活の形を、住民・議会・行政(区長部局や教育委員会)で進めていければと思います。
 先日のLGBTに関するシンポジウムでは、区内当事者団体や一般区民や民生委員といった住民サイド、管理職やその他の職員、公明・共産・無所属(私)の議員の参加がありました。今後の合意形成が進むきっかけになりそうな感じがしています。

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by wishizaka | 2015-11-07 19:55 | 国政や自治体全般の動きなど
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