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R2年度第1回定例会 質問総括質疑(3)性別及びSOGI(性的指向・性自認)について

219日に行った本定例会における一般質問の内容です。

私の手元の質問原稿と、行政側からの答弁(回答)の走り書きです。

また、実際はすべての質問を言い終えた後、全ての回答をもらう形で実際の質問はなされていますが、

分かりやすいように、一問一答式に近い形で整理して掲載しています。

実際の内容と異なる場合があります。

正確な内容は1~2か月後にホームページ等で公開される会議録をご参照ください。

 なお、★…… で書いている部分は、現段階での私の補足説明や気づいた点などです 】

(3)性別及びSOGI(性的指向・性自認)に関する尊厳と活動・参加の保障について

石坂:医師になるために必要な大学医学部の入試における性差別が先般ニュースとなりました。この事件は、単なる女性差別であるということはもちろんですけれども、それだけではなくて、そもそも医師の働き方が育児や家事を棚上げした男性医師による長時間労働が前提にあるという固定概念から入り口規制をしている状況でもあります。一方で、中野区に目をやりますと、女性の課長や部長が大分増えてきました。

 しかし、妊娠、出産、子育てに伴い、女性の昇進が遅れたり、部長になる前に定年を迎える方も多いという話を耳にしています。区は既にイクボス宣言をしていますが、男性の育休取得はまだ少なく、管理職に男性が多い状況は今も変わりがありません。働き方改革は、単にワーク・ライフ・バランスの観点ではなく、女性が被っている差の是正のための働き方改革という視点も必要です。行政機関が率先してできてこその区民への呼びかけが功を奏します。区は職員の産休育休の取得状況はもちろんのこと、男性職員と女性職員がそれぞれどの程度家事や子育てに時間を割くことができているのかも把握をし、その格差を埋められるような職員への啓発も進めていくべきと考えますが、いかがでしょうか。

職員課長: 昨年7月に、第4期中野区特定事業主行動計画の策定に向けて、全職員を対象として実施したアンケートにおきましても、育児や介護は女性が担っている割合が高いことや、女性が昇任を迷っている理由として、家庭と仕事の両立が難しいという理由が最も多く、男性との差も大きい結果となりました。男性職員の育児休業取得率は、平成30年度の実績で23.8%でしたが、希望する職員が全員取得できた場合の割合は45%になりますので、この45%以上の取得率を第4期特定事業主行動計画の目標として定め、男性職員の育児休業の取得を進めることなどによりまして、男性の家事や育児への参加を促進し、性別にかかわらず、仕事と家事や育児を両立しやすい職場環境を整備していく必要があると考えてございます。そのため管理職員を対象として、イクボスの実践につながるような研修を実施するなど、職員の意識改革を進めていきたいと考えてございます。

石坂: そうした際に、実際に育児や家事に参加できているのかどうかも把握しながら進めていっていただければと思います。

 次に、ハラスメントについて、一般的にパワーハラスメントや職場のセクシュアルハラスメントは、上司から部下に対するものとのイメージがあります。しかし、昨年の女性活躍推進法等の改正に伴う厚生労働省告示として、セクハラ指針やパワハラ指針が今年1月15日に出て、同僚間のハラスメントや、部下から上司に行われるハラスメントが明記されました。また、この指針では、さらにハラスメントに相手の性的指向、性自認に関する侮辱的な言動を行うことを含むとしています。

 なお、性的指向、性自認に関するハラスメントは以前の質問でも申しましたとおり、SOGIハラと呼ばれます。

 男女の働き方の改善や、上司、部下、同僚間の全方位でのハラスメント、SOGIハラ、女性へのセクハラを視野に入れたハラスメント撲滅に向けて、まず区が姿勢を示すべきではないかと思いますが、いかがでしょうか。

 今述べた法の施行に伴い、6月1日に迎える措置義務、これは必要な措置を講じ周知するということですけれども、これに間に合う形での取組をどのように進めていきますでしょうか。

企画課長: あらゆるハラスメントの撲滅に向けて、区が率先して姿勢を示すことが必要でございます。職員研修の充実を図っているほか、組織一丸となって取り組んでいきたいと考えてございます。ハラスメントに係る厚生労働省の指針を踏まえまして、区内事業者への働きかけを行うとともに、ホームページや男女共同参画センター情報誌「アンサンブル」、パネル展などを活用した普及啓発を行っていきたいと考えてございます。

石坂:6月1日という期限もありますので、ぜひしっかりそこを意識しながら進めていただければと思います。

 なお、中野区では、女性のDV相談については相談対応はしているものの、男性が被害者となった場合の相談先やゲイカップル間のドメスティックバイオレンスなどについては十分な対応が得られないという話を耳にします。東京都のウィメンズプラザでの男性を対象とした相談もありますが、遠くまで足を運んだ割には成果が得られなかったという声を聞きます。男女平等を進めていく上では、DV相談の対象を広げていくことも必要ではないかと思いますが、いかがお考えでしょうか。

企画課長: 暴力は決して許されるものではないと考えてございます。関係機関と連携を図りながら、暴力根絶に向けた隙間のない支援を行っていきたいと考えてございます。

石坂: 隙間がないというのは重要だと思います。誰かがこぼれ落ちることがないように進めていただければと思います。

 なお、先ほど森委員も触れていましたが、総務の3番の資料、男女平等に関する苦情・要望等件数と内容分類一覧、前年まで3年間の資料ですけれども、こちらを見ると、現状ではあまりこの制度が活用されていないというのが先ほど委員からも指摘がありました。中野区男女平等基本条例に基づき、男女平等に関する苦情申出制度があること自体はとても重要なことだと思っています。またほかにも、30年度に800件を超える相談があった中野区女性相談、またほかにも、ハラスメントに関する相談が中野区ではあります。その対象をLGBT等も含める形で広げる場合は、現在は苦情申出制度について取り扱うのは、中野区男女平等専門委員会となっています。平等専門委員会の構成等はどう考えていますでしょうか。当事者やその分野の専門家が必要になると思いますので、その観点を含めてお答えください。

 また、苦情申出と併せて、申出に至るか否かにかかわらず、入り口としての相談を受けてくれる窓口も恒常的に必要となると思いますが、いかがお考えでしょうか、併せてお答えください。

企画課長: 現在、男女平等専門委員会は、人権や男女共同参画に造詣の深い女性を含む学識経験者3名で構成しているところでございますが、性的指向、性自認や国籍等に関する苦情等の申出を適切に取り扱う体制を整えていくことの必要性は認識しているところでございます。具体的な委員構成等につきましては、今後審議会で議論する中で整理していきたいと考えてございます。また、相談者が相談しやすい窓口の在り方についても整理していきたいと考えてございます。

石坂: 相談しやすいのが重要です。ぜひ分かりやすくて行きやすい窓口を考えていただければと思います。

 次に、区営住宅について伺います。世田谷区、大阪市、神奈川県で公営住宅に住む同性カップルが入居できるようにする動きが広がっています。また、酒井区長は、区長の選挙の際に、区内LGBT団体のアンケートに対して、区営住宅の今後について、同性カップルも入居できるようにする必要があると回答しています。さらに平成31年2月27日の予算委員会建設分科会では、私のほうで質問いたしまして、当時の住宅担当課長より、同性パートナーシップ制度の考え方を区営住宅の入居者の要件にどのように反映していくのかというところは、まさしく今検討中でございますので、改めて御報告をいたしますとの答弁を既にいただいております。今後どのように進めていくのかお答えください。

住宅課長: 中野区におきましても、同性カップルも区営住宅に入居できるようにする必要があると認識しております。現在、区営住宅の入居資格の整備を進めており、早期に実施できるように取り組んでまいりたいと考えております。

石坂: ぜひ早期に進めていただくことが皆さんの願いですので、お願いいたします。

 なお、区のほうで行いましたパートナーシップ制度を利用されている方へのアンケート結果を見ますと、同じ中野区役所内でも、パートナーシップ制度の担当部署以外の職員が区のパートナーシップ制度を十分に理解できていない場合があるようです。区職員への徹底が必要であるかと思いますが、いかがお考えでしょうか。

企画課長: 全ての区民が自分らしく生き生きと中野区で活躍するためには、まずは行政サービスを提供する職員においても、パートナーシップ宣誓の目的や性的指向、性自認等の正しい理解を深めていく必要があると認識してございます。このため職員研修の実施や職員向けの定期的なアナウンスを行ってございまして、今後もさらなる徹底を図っていきたいと考えてございます。

石坂: ぜひともしっかりと進めていただけるようお願いいたします。民間に対して、担当行政が姿勢を示していただければと思います。


by wishizaka | 2020-02-28 18:20 | 議会内の活動(質問など) | Trackback
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