予算総括質疑の前日(2/21<火曜>)、昼間は予定通りに議会に出席し、同僚議員とも普段どおりに会話をしていました。しかし、事務所に戻った後、スタッフと話をしていても、聞き返されることが多い。原稿の読み上げ練習の際に小学校で習う漢字を読み間違う。活舌が悪く、眼の動きに読み上げる速度が追い付かない…。「疲れかも」と思い、その日は早めに帰って寝たものの、翌朝(2/22<水曜>)になっても治まらず。「これでは登壇してもしゃべれない」と思い、また、朝、家を出る時にカギをカギ穴に差し込むのがいつものようにすっといかず。また、足元もなんとなくおぼつかない。
「なんともないかもしれない」と思いつつ、「発言の機会のない議場に座って他の議員の質疑応答を聞くことが中心の日ならともかく、今日は午後に自分が登壇してしゃべらないといけない日だから、とりあえず、午前中に念のため病院に行ってこよう」と考え、近くの交差点まで歩いていき、そこでタクシーを拾って東京警察病院へ。タクシーの中から何か所かに連絡を入れるが、LINEの打ち間違いが酷くて、何度も打ち直したり、音声入力をところどころ使って、なんとか正しい日本語にして送信する状況でした。「まさか46歳でないだろう」と思いつつも、30歳で脳出血を経験した入間市議会議員の細田ともやさんの事を思い出し、病院の総合案内で脳血管外来をこちらから指定して駆け込みました。
医師の診察の前の看護師さんとの会話では「会話をしていてもそんなに気にならないですよ。でも、自覚症状があると言うことですね?」と言われた際に、「はい」と答えてしばらく待つと、「先生から検査の許可が出ました」と言われて、急遽、血液検査と、MRIの撮影へ。
撮影が終わって、扉が開いたと思ったら、「その場で待ってて下さい」と言われ、車椅子が用意されました。
そして、診察室に車椅子で連れていかれ、MRIの画像を見せられながら、「このまま緊急入院をしていただきます。脳梗塞です」とのこと。
様子を見ずに自分で病院に足を運んだのが幸いし、まだ軽い症状での入院となり、SCU(脳卒中の集中治療室)への入院となり、身体にセンサーがつけられたり、監視カメラがつけられたり、血栓を溶かしたり、脳血管を保護したりする薬などの点滴治療となりました。
かくして、2月22日からの入院生活が始まりました。
自分の登壇予定日に穴をあけてしまったことは周囲に申し訳なく、また大変悔やまれる思いがしますが、このタイミングだからこそ、早期発見早期治療に至ることができたことは運命に感謝するしかないという気持ちでもあります。