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 杉田議員のLGBTに関する発言を巡り、有志の自治体議員のメンバーとともに抗議声明を提出しました。


<概要>
 杉山水脈議員の月刊誌での投稿記事内容についてLGBTに関する無知や偏見が垣間見られるものであったため、他の自治体と有志で抗議声明の提出を行いました。

( なお、この記事は進捗に応じて、情報の更新をしてまいります。  最新更新 2018年8月4日2:00頃)


index
(1)抗議声明提出にあたっての経緯
(2)発端となった新潮45における杉田議員の記事の概要
(3)私が気になった杉田議員の無知や偏見などによる色眼鏡に対する私の意見。
(4)議連が自民党に提出をした抗議声明文
(5)当日の流れ等
(6)報道 (主なもの)
(7)元職を含む、国会議員や首長の発言。 (主なもの)
(8)参考情報
(9)自民党党本部の見解
(10)自民党党本部の見解に対する声明
(11)世論の反応


(1)抗議声明提出にあたっての経緯
 杉田水脈(みお)衆院議員(比例中国ブロック)が月刊誌「新潮・45」(平成30年8月号)への寄稿で、同性カップルを念頭に「彼ら彼女らは子供を作らない、つまり『生産性』がない。そこに税金を投入することが果たしていいのかどうか」などと述べました。
これについて、LGBT自治体議連の呼びかけ人でもある関東のオープンリーの当事者議員5人(前田文京区議、上川世田谷区議、石川豊島区議、細田入間市議、中野区議である私)で対応を話し合い有志での抗議声明文の文案検討を始めました。そうしていた時に7月27日に参議院議員会館そば(自由民主党本部の向かいにあたります)にて抗議集会が開かれるとの情報が入り、タイミングを合わせる形で自民党本部に抗議声明を提出することにいたしました。そして、都合がつかなかった細田議員を除き、都内のLGBTの当事者議員4名で参議院議員会館そば(自由民主党本部の向かいにあたります)での街頭アクションへ参加し、その後その足で自民党党本部に書面を持参し、(職員は勤務時間外になるとのことで警備員の方に)受け取ってもらいました。
(2)発端となった新潮45における杉田議員の記事の概要
★0 タイトル 「LGBT」支援の度が過ぎる
★1 朝日新聞や毎日新聞といったリベラルなメディアは「LGBT」の権利を認め、彼らを支援する動きを報道することが好きなようですが、違和感を覚えざるをません。……背後にうかがわれるのは、彼ら彼女らの権利を守ることに加えて、LGBTへの差別をなくし、その生きづらさを解消してあげよう、そして多様な生き方を認めてあげようという考え方です。
★2 しかし、LGBTだからと言って、実際そんなに差別されているものでしょうか。もし自分の男友達がゲイだったり、女友達がレズビアンだったりしても、私自身は気にせず付き合えます。職場でも仕事さえできれば問題ありません。多くの人にとっても同じではないでしょうか。
★3 LGBTの当事者たちの方から聞いた話によれば、生きづらさという観点でいえば、社会的な差別云々よりも、自分たちの親が理解してくれないことのほうがつらいと言います。……これは制度を変えることで、どうにかなるものではありません。LGBTの両親が、彼ら彼女らの性的指向を受け入れてくれるかどうかこそが、生きづらさに関わっています。そこさえクリアできれば、LGBTの方々にとって、日本はかなり生きやすい社会ではないでしょうか。
★4 「生きづらさ」を行政が解決してあげることが悪いとは言いません。しかし、行政が動くということは税金を使うということです。
 例えば、子育て支援や子供ができなカップルへの不妊治療に税金を使うというのであれば、少子化対策のためにお金を使うという大義名分があります。しかし、LGBTのカップルのために税金を使うことに賛同が得られるものでしょうか。彼ら彼女らは子供を作らない、つまり「生産性」がないのです。そこに税金を投入することが果たしていいのかどうか。にもかかわらず、行政がLGBTに関する条例や要項を発表するたびにもてはやすマスコミがいる」
★5 自分が認識した性に合ったトイレを使用することがいいことになるのでしょうか。……Tに適用されたら、LやGにも適用される可能性だってあります。自分の好きな性別のトイレに誰もが入れるようになったら、世の中は大混乱です。
★6 最近はLGBTに加えて、Qとか、I(インターセクシャル=性の未分化の人や両性具有の人)とか、P(パンセクシャル=全性愛者、性別の認識なしに人を愛する人)とか、もうわけが分かりません。なぜ男と女、二つの性だけではいけないのでしょう。
 オーストラリアやニュージーランド、ドイツ、デンマークなどでは、パスポートの性別欄を男性でも女性でもない「X」とすることができます。LGBT先進国のタイでは18種類の性別があると言いますし、SNSのフェイスブック・アメリカ版では58種類の性別が用意されています。もう冗談のようなことが本当に起きているのです。
★7 多様性を受けいれて、様々な性的指向も認めよということになると、同性婚の容認だけにとどまらず、例えば兄弟婚を認めろ、親子婚を認めろ、それどころか、ペット婚、機械と結婚させろという声が出てくるかもしれません。現実に海外では、そういう人たちが出てきています。どんどん例外を認めてあげようとなると、歯止めが効かなくなります。
★8 「LGBT」を取り上げる報道は、こうした傾向を助長させることにもなりかねません。朝日新聞が「LGBT」を報道する意味があるのでしょうか。むしろ冷静に批判してしかるべきではないかと思います。
 「常識」や「普通であること」を見失っていく社会は「秩序」がなくなり、いずれ崩壊していくことにもなりかねません。私は日本をそうした社会にしたくありません。
(3)私が気になった杉田議員の無知や偏見などによる色眼鏡に対する私の意見。。
★0( 「LGBT」支援の度が過ぎるについて)
 ⇒度が過ぎる以前に、法律的な根拠のある支援策がなく、通知・通達レベルや自治体の条例や要綱レベルの取り組みしかなく、必要な手立てがほとんどなされていないに近い状態です。
★1 (朝日新聞や毎日新聞といったリベラルなメディアは…その生きづらさを解消してあげよう、そして多様な生き方を認めてあげよう… について)
 ⇒確かに、生きづらさを解消し、多様な生き方を認めるということは私にも感じられます。しかし、新聞の報道において、それはLGBTに限定されているものであるとは私には思えないということがあります。障碍者、高齢者、外国人、妊産婦を含む女性、生活困窮者、様々な病気を抱えた人等様々な人の抱える生きづらさや多様な生き方について取り上げられているかと思います。ただ、これまで取り上げられる機会が少なかったLGBTに関して伸び率が高いということは言えるかもしれませんが。
★2 (…私自身は気にせず付き合えます。職場でも……多くの人にとっても同じではないでしょうか。… について)
 ⇒杉田議員の周りでは、あまり事例がないのかもしれません。また、20年前と比べたら、「気にせず付き合える」「仕事上も問題がない」と考える人が増えています。しかし、数が多いか少ないかは主観による部分が大きいかと思いますが、ゲイやレズビアンであることによって友達を失ったり、仕事を失ったり、就職に不利になった経験を持つ人が私の周りにはいました。気にして付き合わない人や仕事ができても問題であるととらえている人は今でも一定社会にいる状況であり、その解消により近づける取り組みを進めていくことが必要であると感じています。
★3 (……自分たちの親が理解してくれないことのほうがつらいと言います。…… について)
⇒ どうして親が理解をしてくれないのかについては、親御さん自身に偏見や色眼鏡があるとともに、世間や社会に差別や偏見が存在していることがへの心配が存在している場合が多いのだと思います。
★4(「生きづらさ」を行政が解決してあげることが悪いとは言いません。しかし、行政が動くということは税金を使うということです。…… について)
⇒行政職員はLGBTも、そうでない様々な少数者や多数者のひとを含め、行政は国民や住民が抱えている困りごとに耳を傾け、すべての行政サービスをより良い形で提供する奉仕者であると思います。また、子どもを作らない、作れない男女のカップル・夫婦もいます。一方妊活をしたり、子育てをする女性カップルは国内でも増えてきており、また、男性カップルが養育里親となるケースも出てきています。
★5(自分が認識した性に合ったトイレを使用することがいいことになるのでしょうか。……Tに適用されたら、LやGにも適用される可能性だってあります。自分の好きな性別のトイレに誰もが入れるようになったら、世の中は大混乱です。 について)
⇒トランスジェンダーには、
・性別適合手術を受けていないトランスジェンダー (戸籍上の性別=生まれ持った性別=現在の性器の性別=服を着たうえでの現在の見た目の性別⇔自分が認識をしている性別 )
・性別適合手術を受けて戸籍上の性別も変更したトランスジェンダー(戸籍上の性別=現在の性器の性別=服を着たうえでの現在の見た目の性別⇔自分が認識をしている性別⇔生まれ持った性別)
のどちらかしかないと思われていらっしゃる節があります。
 「生まれた時の性別も戸籍上も男性だけれども、性自認は女性、見た目も性別適合手術を受けて女性である場合」、「生まれた時の性別は女性、服を着たうえでの見た目は男性、外性器はペニスがない場合」、「性別適合手術は受けていないので性器は変わっていないが、ホルモン治療によって洋服を着た状態での見た目は戸籍上の性別と異なる場合」などが想定されていないようです。
★6(……I(インターセクシャル=性の未分化の人や両性具有の人)とか、……SNSのフェイスブック・アメリカ版では58種類の性別が用意されています。もう冗談のようなことが本当に起きているのです。)
 見える化が進んだのは最近かもしれませんが、昔から様々な性別・性的指向・性自認の人がいました。その言葉を認めないことで、存在が消えてなくなるわけではありません。特に「インターセクシャル」と書かれている方々については、なぜそうなるのかは人によって異なるわけですが、性染色体がXYやXYではなく、XO(X一本のみ)のターナー症候群の方やXXYのクラインフェルター症候群の人は昔から、一定程度産まれています。そして、本人の意思にかかわらず、物心つく前に、男性か女性の2分法に手術によって矯正して合わせるということが長年行われてきました。しかし、男性でも女性でもない身体を無理やりどちらかに合わせるということで、一度の手術で済まずに何度も体にメスを入れられ苦しんだ経験のある当事者の方もいます。また、戸籍上男性を割り振られた当事者の方で思春期に胸が大きくなってきて大変な思いをされたという方もいます。
★7( 多様性を受けいれて、様々な性的指向も認めよということになると、……、歯止めが効かなくなります。  について)
 ⇒LGBTに関するの多様性を認めた結果、歯止めが利かなくなって社会が崩壊した国はないと思われます。また、千葉県流山市が地域おこしのために行った恋届では、漫画やアニメのキャラクターなど実在しない人物との恋届の提出が認められましたがこれについてもその地域社会が崩壊したという話はありません。
★8 (「LGBT」を取り上げる報道は、こうした傾向を助長させることにもなりかねません。…… について)
 
⇒日本人は旧石器時代や縄文時代から現代にいたるまで、常識を次々に変え、何が普通であるかも変化をし続けてきました。しかし、八百万の神の信仰、稲作の受け入れ、仏教の受け入れと17条の憲法の制定、渡来人の受け入れ、遣隋使や遣唐使の派遣と廃止、平安遷都、幕府による武家政治、皇室の南北朝の対立、下克上、鎖国、開国やキリスト教の解禁、明治維新、2度の世界大戦を経て、常識や普通は変わり続けてきました。しかし、秩序がなくなって社会が崩壊したりすることはありませんでした。LGBTに関することはそれなりの社会インパクトがあるかもしれません。しかし、日本社会がそれによって秩序がなくなったり、社会が崩壊したりするほど日本社会はやわではないと思うのです。

(4)議連が自民党に提出をした抗議声明文
 合意形成の時間がない中ででしたので、議連全体で作成したものではなく、呼びかけ人が有志として作成をいたしたものです。 
(以下、声明文)

「衆議院議員 杉田水脈氏の寄稿文に関する抗議声明

自由民主党
総裁 安倍晋三殿
貴党所属の衆議院議員 杉田水脈議員が、月刊誌「新潮45」8月号に「『LGBT』支援の度が過ぎる」と題する文章を寄稿しました。この寄稿文は、事実誤認と偏見に基づいており、地域に根ざしたLGBT施策に取組む私たちLGBT自治体議員連盟世話人として、看過できないものであり、強く抗議するものであります。
今、自治体では、LGBT当事者やその支援者が声をあげ、こうした声に自治体議員や行政が向き合い、支援や制度設計を始めています。党派を超えた動きによって、LGBTに関する請願・陳情が全会一致で可決される自治体も出てきています。
杉田議員の寄稿文はこのような自治体の動きを否定するばかりでなく、根強いLGBTへの差別や偏見を助長するとともに、子どもを産まない人、産めない人、障碍や病気等によって経済的な自立が難しい人をも否定するものであり、決して許されるものではありません。
自民党はこうした声を真摯に受け止め、所属議員に対する啓発を進め、性的指向や性自認に関し、国民の尊厳を傷つけ、否定する発言を行う場合には責任ある公党として必要な処分を行うよう、強く求めます。
私たちは改めて、差別や偏見と闘い、自治体におけるより良いLGBT施策を実施するために全力を尽くす決意であることをここに表明いたします。
以上
LGBT自治体議員連盟世話人一同
前田邦博(東京都文京区議会議員)
上川あや(東京都世田谷区議会議員)
石川大我(東京都豊島区議会議員)
石坂わたる(東京都中野区議会議員)
細田智也(埼玉県入間市議会議員) 」

(以上が声明文です)




(5)当日の流れ等
 7月27日について当初は時間をかけて賛同人を集めて声明を発表ということも考えていましたが、7月27日の夜に街頭での抗議活動が開催されるとの情報が入ったため、時機を合わせた提出となりました。
 あらかじめメンバーが提出に伺う旨、電話連絡をしたさいに、時間的に警備員による受取になるとのことでした。
19時から街頭でのアクションが開始され、19時15分過ぎ頃から、LGBT自治体議員連盟呼びかけ人・有志による、各員の挨拶と、全員での抗議声明の読み上げ。19時30分ごろに自民党党本部にいったところ、建物内ではない敷地内(門を入った屋外)での対応となり、当初警備員の方は上からの指示(おそらくは警備会社の上司)によって書面は受け取れないとのことでした。
事前に連絡をしてある旨を伝え、どうしても受け取ってもらえないのならと口頭でということで、その場で書面を読み上げました。そうしたところ、書面は受け取り党の職員に渡すがが、対応は週明けになると思う。とのことでした。
週明けに他のメンバーから聞いた話では、職員の手元にはきちんと渡ったようとのことでした。
今後の自民党の対応等について、きちんと見守っていきたいと思います。

(6)報道 (全て網羅できているわけではありません)
https://www.nikkansports.com/general/nikkan/news/201807270001107.html 「差別をするな」杉田水脈氏の辞職求め大規模デモ
https://www.jiji.com/jc/article?k=2018072701219&g=pol 杉田氏寄稿に抗議集会=自民本部前
https://www.asahi.com/articles/ASL7W6GMRL7WUTFK01H.html 杉田氏発言に「自民は許してはならない」 石破氏が批判

(7)元職を含む、国会議員や首長の発言。
当事者の声の高まりもある中、これをめぐる様々な国会議員等の発言が出てきています。
全て網羅できているわけではありませんが、一部紹介をいたします。
腰が引けてしまっている部分もないとは言えませんが、ここでは、「あの時こうおっしゃったのだから、きちんと対応や取組を進めてくださいね」と言える部分、今後の施策の後押しとなるような部分をきちんと押さえておきたいと思います。
 
自民党・石破茂元幹事長「LGBTという方々がいる。日本人の8%いるといわれています。12・5人に1人が、そういういろんな考えを持っています。「生産性がない」なんてことを言ってはいけない。それが許されるようであって、自民党の多様性とは言わない。懐が深いとは言わない。人の気持ちを傷つけて、平然としているような自民党であってほしいと思っていない。」( 講演での発言にて 朝日新聞7/28より)、「平気で人権を傷つけてしまう言動が、最近の自民党にないとは言わない。お咎(とが)めなしが自民党の懐の深さとは思わない」
(朝日新聞「『指導』にとどめた党本部の対応は不十分、との認識を示したものとみられる。かっ)(2日夜、都内でのパーティーで発言 朝日新聞8/3より)

公明党・谷合正明参議院議員(LGBT議連事務局長)「ある自民党議員の『生産性』がないとの誌上での発言は、LGBTだけでなく、共助社会・共生社会を構築する上で相容れない」( ご自身のTwitter7/25 )
自民党二階俊博幹事長:「人それぞれ政治的立場、いろんな人生観、考えがある……右から左まで各方面の人が集まって自民党は成り立っている。別に大きな驚きを持っているわけではない……当事者の方が社会、職場、学校でつらい思いや不利益を被ることがないよう、多様性を受け入れる社会の実現を図ることが大事だ。今後も努力していきたい」(7月24日記者会見にて BuzzFeed7/24より)
自民党・武井俊輔前外務政務官「一部の特殊な犯罪者やテロリストを除けば、生産性のない人間などいません。劣情を煽るのは政治ではなくて単なるヘイト。」(ご自身のtwitter 7/19)
自民党・橋本岳自民党厚生労働部会長「生きづらさを抱える人たちが、自分らしく生きられるようにするための福祉行政全般を否定していると受け止められかねない」(朝日デジタル 7/23 )
自民党・吉田博美参院幹事長「(性的少数者の)皆さんの人権も、しっかりと大事にした発言をすることが必要じゃないか」(7月24日記者会見にて 朝日デジタル7/24より)
自民党・菅義偉官房長官は同日の記者会見で「国会議員の一つひとつに、政府の立場でコメントすることは控えたい。……(記者から「政府としてLGBTについて理解増進を進めていく方針に変わりないか」との質問に対し、)「今まで申し上げてきた通り」(7月24日記者会見にて 朝日デジタル7/24より)
自民党・加藤勝信厚生労働相「「個々の発言についてコメントすることは差し控える……厚労省は様々な環境にいる方々が、それぞれの希望と思いを実現できるよう施策を推進している。引き続き、そうした観点に立って施策を進めてきたい」(7月24日閣議後会見にて 朝日デジタル7/24より)
自民党・稲田朋美元防衛相「平成28年2月、自民党政調会長だった私は、LGBTの方々が自分らしく、人として尊重され、活躍できる社会を実現するため、特命委員会を立ち上げた。今、この委員会ではLGBTの理解増進のための議員立法の作業中だ。私は多様性を認め、寛容な社会をつくることが「保守」の役割だと信じる。平成28年2月、自民党政調会長だった私は、LGBTの方々が自分らしく、人として尊重され、活躍できる社会を実現するため、特命委員会を立ち上げた。今、この委員会ではLGBTの理解増進のための議員立法の作業中だ。私は多様性を認め、寛容な社会をつくることが『保守』の役割だと信じる。」(ご本人のtwitter 7/24)
自民党・小泉進次郎筆頭副幹事長 「(生産性がないなどとの発言に対し、)あれはありえない」( ニコニコ動画の番組にて視聴者からの質問に対して 7/31 )
日本維新の会・松井一郎大阪府知事 「(「オカマもゲイも納税者だから生産はしているでしょ」とツイートとし、削除。その後、) 不適切な表現がありましたので、謝罪して訂正致します。性的マイノリティの皆さんも日本社会の中で様々な生産に携わっています」 (ご本人のtwitter7/24 及び BuzzFeed7/25より)
立憲民主党・山内康一国対委員長代理「『生産性』という言葉を使うこと自体、非常に違和感を覚える。子どもを産まない人間は価値がないかのような言い方であり、言語道断だ。こういった人権無視の発言をする国会議員がいること自体、同じ国会議員として恥ずかしく思う」(7月24日記者会見にて BuzzFeed7/25より )

無所属・小西洋之参議院議員「杉田議員の見解は、右とか左とかという次元のものではない。憲法にも国連人権規約にも反する暴挙だ。二階氏の発言は『自民党には(安倍総理だけでなく)ヒトラーからムッソリーニまでいます』という発言に等しい。」(ご本人のtwitter 7/24)
立憲民主党・尾辻かな子副幹事長「杉田氏はまるでLGBTが税金を使われる存在かのように示していますが、その税金の中には、LGBTの納税者が払っている分も当然あるわけです。独身であれば、控除も少なく、より多くの税金を払っている存在であることも指摘しておきます。……世界人権宣言、「すべての人間は、生れながらにして自由であり、かつ、尊厳と権利とについて平等である。」。人の価値は、生産性にあるのではありません。子どもがいる、いないにあるわけではありません。すべての人は、生きているそのこと自身に価値があることを強く申し上げておきます。」(ご本人のtwitter7/20)
共産党・小池晃党書記局長「無知、無理解、悪意に満ちた偏見で、あまりに悪質な発言。生産性がないというのは、個人の尊厳を根本から否定する妄言だ。議員の資質に関わる重大な発言だ……杉田議員個人の問題ではない。比例代表として公認し、国会議員にした自民党の責任が問われる。杉田議員は、ツイートで、大臣クラスの自民党議員からも、『間違ったことを言っていない』と言われたと。誰なのか明らかにする必要がある……発言の全面的な撤回と謝罪を求めたい。こういうことを放置していたら、自民党は基本的人権、LGBTの尊厳について語る資格のない政党だとなる」(7月24日記者会見にて BuzzFeed7/24より)
国民民主党 玉木雄一郎共同代表「「極めて問題だと思う。多様性を重視する我が党としては、看過できない問題。杉田議員本人、自民党に対しても抗議の意を表する。……ある意味ナチスの優生思想にも繋がるような問題であり、生きづらさを抱えながら、悩んでおられる当事者にとっては耐え難いもの。我が党としても強い抗議の意を表したい」(7月24日記者会見にて  BuzzFeed7/24より)」
無所属 鳩山由紀夫元首相「人間は目的であって手段ではない。自民党にかつて「女は子どもを産む機械である」と発言した大臣もおられたが、今度は杉田水脈議員が「LGBTのカップルは子どもを作らない、つまり『生産性』がない」と月刊誌で主張した。世の中には子どもを作らない愛もあるのだ。彼らにも堂々と人生を歩んで貰いたい。(ご本人のtwitter7月24日)
無所属・寺田学衆議院議員「「政党間のせめぎ合いを抜きに、色んな党の人間が一つの共通の価値観を持って活動するのが超党派の議連です……特定の党を批判する目的ではなく、ある意味普遍的な意見として、政党の影を消した形で意見を出す意味は大きい。そもそも、そういう目的のために作られたのが、この議連のはずですから……杉田さんのような考えを内心で持つことは自由ですが、国会議員の公的な発言である以上、国会として、我々が目指す国の形は杉田さんの考え方に沿ってはいないことを示すべきだと思います」(7月26日にBuzzFeed Newsの取材にて BuzzFeed7/27より
立憲民主党・枝野幸男代表「 立憲民主党の枝野幸男代表は30日の党会合で、自民党の杉田水脈(みお)衆院議員が月刊誌への寄稿で性的少数者(LGBT)への行政支援に疑問を示したことを「人権に対する意識の欠落という深刻な問題として許してはいけない」(7月30日党会合にて(産経ニュース《オンライン版》7月30日)
橋下徹元大阪市長・元大阪府知事「僕は"ネトウヨ"という言葉が嫌いだけど、ネットの中には、いわゆる"国士気取り"、威勢の良いことを言っているような人を応援する一部ユーザーがいる。そういう人たちに拍手喝采を受けながらずっとやってきた人。彼女の意見は意見として、特定の個人の名誉を毀損しない限り表現の自由だとも思うが、僕は絶対に反対だ。税金使っている国会議員だし、日本で一番生産性がないのはお前だ。アホか!……(かつて、日本維新の会にも所属していたことに対して)ポンコツの一人だ。責任の一端は僕にもある。応援に来てくれと言ってきたから行ったのに、一度選挙に落ちたら、橋下はなんだかんだと言って批判してきた"自分は「保守」だ、日本の歴史や伝統文化を守れ""国を背負ってとか"言っている連中に限って恩知らずが多い。礼儀がなってない。その後、一生懸命"国士気取り"活動しているうちに目に止まったのか、自民党で出て通った。なんで安倍さんは選んじゃったのか。自民党というのは、そういう議員まで全部抱え込んでいくから。でも、こういう国士気取りはもうダメだ」(AbemaTV『橋下徹の即リプ!』(7/26放送 7・30abemaTIMESオンライン記事)

自民党・宮川典子文部科学政務官(自民党「性的指向・性自認に関する特命委員会」元事務局長)「基礎的な知識が足りず専門用語の使い方などが適切ではないというのは深く反省しなければなりません。……未熟な知識で配慮に欠ける発言をすることは厳に慎むべきだと思います。私としては、特命委員会が当事者の皆様と積み重ねてきた緻密な議論を無にするような言動には、強く猛省を促していきます。また、言うまでもなく、そしてこの問題に限らず、よく理解できていないことに真摯に向き合い理解を深めていくことは、一人の人間として常にもっていなければならない心構えなのではないでしょうか。その姿勢こそが今、必要とされているのだと思います。」(ご本人のfacebookにて 8/2)
 

自民党・安倍晋三首相「(人権と多様性の尊重は)政府与党の方針」(8/2 視察先東松島市での記者からの質問に回答 8/2 朝日デジタルより)


自民党・野田聖子総務相「意見という以前に差別や偏見の類いではないかという懸念。生産性という言葉が適切な言葉かどうか。私は適切だとは思っていない」(8/3 閣議後記者会見 産経ニュース8/3より)

自民党・鈴木俊一五輪相「多様性が社会の発展につながっていく側面もある。多様性に配慮して発言すべきだ」(朝日新聞8/3より)




(8)参考情報
《情報提供》
障碍者団体からの動きも出てきました。
【障害者と患者の尊厳ある生を守り、推進する会(仮)「衆議院議員 杉田水脈氏の発言は出産できない障害者や患者の人権をも踏みにじるものとして抗議します」http://www.arsvi.com/o/s18.htm




(9)自民党党本部の見解
https://www.jimin.jp/news/policy/137893.html
「今回の杉田水脈議員の寄稿文に関しては、個人的な意見とは言え、問題への理解不足と関係者への配慮を欠いた表現があることも事実であり、本人には今後、十分に注意するよう指導した。」

「各国の法制度等を調査研究しつつ、真摯かつ慎重に議論を進め
議員立法の制定を目指していく。」

 とのこと。党としてこうした見解が公式に出されたことは、一歩前進だと思います。
 しかし、見解を示して終わりというのではなく、しっかりと今後どのように取り組みを進めていくのかをチェックしていくとともに、必要な指摘を引き続きしていくことが重要だと思います。


(10)自民党本部の見解に対する声明。

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(11)

【 杉田氏寄稿、自民対応に「問題」6割 朝日新聞世論調査:朝日新聞デジタル asahi.com/articles/ASL86…。
「自民支持層でも『問題がある活』が47%で、『問題はない』38%を上回った」
https://www.asahi.com/articles/ASL865G37L86UZPS002.html 】



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by wishizaka | 2018-08-01 12:53 | 国政や自治体全般の動きなど | Trackback